◆プロボクシング▽日本バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇同級5位・栗原慶太(TKO6回47秒)王者・梅津奨利●(6日、後楽園ホール)

 挑戦者の元東洋太平洋バンタム級王者・栗原慶太(33)=KODLAB=が王座奪取に成功した。日本同級チャンピオン・梅津奨利(27)=三谷大和スポーツ=を6回TKOで下し初の日本王座を獲得した。

 栗原の強打に王者がぐらつくと、レフェリーが試合をストップ。リング中央で両手を掲げ絶叫した栗原は、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志会長と抱き合い、勝利の余韻に浸った。「ボディーを打ってきたらアッパーを返す作戦が的中した。とにかくうれしい」と興奮は収まらない。初回から接近した距離での殴り合い。我慢比べのような展開となり、最後は強打の栗原が試合を制した。

 東洋太平洋王座初めて取ったのは8年前。以降、取っては取られを繰り返した。「何を変えないとこれ以上はない」と今年2月に一力ジムから心機一転、内山会長のKODLABへ移籍。世界王座を11度守った名王者から拳へのパワーの乗せ方、そしてディフェンス面の指導を受けた。移籍初戦でのタイトル挑戦というビッグチャンスをもらい、ベルトで恩返しした。

 内山会長にとってもジムの第1号チャンピオン誕生という記念すべき日となった。

「自分が世界を取った時よりもうれしい。(栗原は)まだまだ伸びしろはある。ここからもっと上を狙えるように進めていきたい」と同会長。この言葉に33歳の新チャンピオンは「もっと勉強して世界を取ります」と大声で宣言した。

 戦績は栗原が21勝(18KO)9敗1分け、梅津は13勝(9KO)2敗3分け。

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