綱取りとなる名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)に向けて大関・霧島(音羽山)が5日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。相撲は取らず、モンゴル相撲のトレーニングで使うという砂を詰めた90キロの袋を持ち上げるなど体作りに専念。

「昨日は下半身をトレーニングしたので今日は上半身」と汗をぬぐった。場所がない月も4、8、10、12月は地方巡業のため、6月は肉体改造に集中できる貴重な時間。「部屋のみんなでやるのが好き」と弟弟子を指導しながら、時折笑顔をみせながら体をいじめ抜いた。

 夏場所は150キロで初日にのぞみ、12勝3敗。優勝決定戦で小結・若隆景(荒汐)に敗れ、2場所連続優勝は逃した。「まずは体重を落とさないようにしたい」と体重をやみくもに増やすのではなく、体のキレを維持するつもり。八代直也トレーナーも「体の張りがいい」と状態の良さに思わずうなずいた。

 来場所はハイレベルVが条件ながら2度目の綱取り。過去名古屋場所は2ケタ勝利の経験がなく鬼門。それでも「頑張ります」と静かに闘志を燃やした。

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