日本高野連は5日、大阪市内の中沢佐伯記念野球会館で定例の業務運営委員会を開催。今春のセンバツ大会で実施したインターネット上の誹謗中傷への対策(モニタリング)について結果を報告した。

 SNS上で選手や大会関係者への誹謗中傷や差別的な投稿が拡散される事態が起こっている。選手や審判をはじめとする関係者を守るため、高校野球の全国大会では初めてインターネット上でのモニタリングを実施し、悪質な投稿等に対しては削除要請を行った。

 大会期間(3月19日~31日)中に、X、Yahoo!ニュースコメント欄で出場32校、出場選手、監督・コーチ、役員・関係者、大会、高校野球全般をモニタリング対象として実施。リスクがあると判断した1096件から713件を削除要請。そのうち、275件で削除が確認されたとした(削除率38・6%)。

 削除要請した713件の内容をモニタリング会社の分類に沿って区分すると、出場校や選手を「ザコ」「カス」「アホ」などとする「侮辱型」が7割以上を占めた。根拠なく出場校や主催者を批判する「風評被害・信用毀損(きそん)型」が約1割で、以下「名誉毀損型」「差別・偏見型」「性的中傷・セクハラ型」「プライバシー侵害型」の順だった。実際の削除された投稿の例として「今日の主審はお粗末にも程がある。子供達が可哀想だな。」「〇〇〇〇(出場校名)の外野のアホみたいに深い守備位置は監督の指示だろ?監督が無能じゃ勝てないわ」(侮辱型)などがあったという。

 「炎上」などが起きて即座に対応が求められる投稿があった場合は時間帯を問わず即座に報告が入る体制を整えていた、今大会期間中にはなかった。悪質度が極めて高い投稿には法的措置を講じる方針で臨んだが、現時点で該当する案件は出ていないとしている。

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