◆米大リーグ Dバックス―ドジャース(3日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地・Dバックス戦のスタメンに「1番・投手」で名を連ねた。投げては中6日で今季の日本人単独トップとなる6勝目、絶好調の打者としては5試合ぶりの11号、さらには4試合連続のマルチ安打に期待がかかる。

 リアル二刀流の試合は2試合連発中、しかも2本とも先頭打者アーチだ。前回登板となった5月27日(同28日)の本拠地・ロッキーズ戦では菅野と激突。自身初の日本人先発投手との投げ合いが実現すると、初回に先制&決勝の9号先頭打者弾を放ち、6回無安打1失点7奪三振の好投で5勝目を挙げた。2登板続けて本塁打を記録したのは自身2度目だったが、1900年以降で3登板連続で一発を放った選手は過去に4人しかおらず、大谷は新たな伝説に挑戦する。

 移籍3年目で初めて開幕ローテ入りした「投手・大谷」はこの日まで9試合で5勝2敗、防御率0・82は規定投球回(試合数×1イニング)未到達のため圏外だが、メジャー全体の“隠れ1位”となっている。現在は3登板連続で白星が付いており、4連勝なら23年4月以来だが、4登板連続勝利となれば22年9月以来となる。3、4月度の月間MVPを投手としては初受賞(打者で6度)している大谷。ライバルも多数いる中ではあるが、日本人選手初のサイ・ヤング賞も夢ではなくなってくる。

 得意の6月に入って2戦目となった前日2日(同3日)の敵地・Dバックス戦では、初回に右翼線へ打球速度105・7マイル(約170・1キロ)の二塁打。6試合連続安打、出場18試合連続出塁とすると、2回1死一、二塁では右翼線へ2点三塁打。前日から5打席連続ヒットとし、3試合連続で今季20度目のマルチ安打をマークした。同日終了時点で出塁率4割1分1厘はリーグ1位に浮上。

打率2割9分3厘はリーグ10位タイとなり、ロバーツ監督も「絶好調だね」と目を丸くした。

 大谷といえば、これまで6月には月別最多の62本塁打をマーク。23年には自己最多となる15発(25年5月にも15本塁打)と大爆発した。月間12本塁打、ド軍史上初の10試合連続打点を記録した24年には「いろいろ改善しながら、ちょうどそういう(好調の)波が(6月に)来やすいのかな」と分析していた。二刀流で世界を驚かしてきた背番号17。野茂英雄(ドジャース)が日本人としてメジャー初勝利を挙げた1995年6月2日(同3日)から31年と1日。今回はどのようなドラマが待っているだろうか―。

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