一方で、優待だけを目的に投資するのではなく、航空需要の動向や業績、配当などにも目を向けたいところです。航空会社は景気や燃料価格、為替の影響を受けやすい業種ですが、訪日客の増加や国内旅行需要の回復など、中長期的な成長要因もあります。
今回は、2026年9月末時点で株主優待の対象となる航空会社3社を紹介します。
■日本航空<9201>
日本航空<9201>は、国内線・国際線ともに高いブランド力を持つ国内大手航空会社です。ワンワールド加盟航空会社とのネットワークも充実しており、国内外を問わず幅広い路線を展開しています。
9月末時点の株主には、保有株数に応じて国内線の株主割引券が贈られます。さらに、一定期間継続して保有する株主には追加の優待も用意されており、長期保有を後押しする制度となっています。
旅行や帰省、出張など利用シーンが幅広く、飛行機を利用する機会が多い人にとっては使い勝手のよい優待といえるでしょう。
■ANAホールディングス<9202>
ANAホールディングス<9202>は、国内最大級の航空グループです。ANAブランドを中心に国内線・国際線を展開するほか、LCCや旅行事業など幅広い事業を手掛けています。
9月末時点の株主には、国内線の株主優待番号ご案内書に加え、ANAグループの旅行商品やホテルなどで利用できる各種優待が用意されています。2026年度からは、国内線運賃や旅行商品の優待内容も拡充され、より利用しやすい制度へ見直されました。
飛行機を利用する人はもちろん、旅行全体で優待を活用したい人にも魅力的な銘柄です。
■スターフライヤー<9206>
スターフライヤー<9206>は、北九州を拠点とする航空会社です。羽田―北九州線や福岡線、関西線などを運航し、快適性の高いサービスに定評があります。
9月末時点で100株以上を保有する株主には、国内線の普通運賃が片道1区間、50%割引となる株主優待券が贈られます。優待券は年2回発行され、旅行や出張などで利用できます。
大手航空会社に比べると路線数は限られますが、対象路線を利用する機会がある人にとってはメリットの大きい優待制度です。
■旅行好きなら優待の「使いやすさ」もチェック
航空会社の株主優待は、旅行費用を抑えられる魅力がありますが、自分が利用する路線や旅行スタイルに合っているかも重要なポイントです。割引率だけでなく、利用できる路線や有効期間なども事前に確認しておきましょう。
旅行を楽しみながら株主優待も活用したい人にとって、航空会社の株式は魅力的な選択肢の1つです。配当や業績にも目を向けながら、自分に合った銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。
※株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。
文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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