『プリズム輪舞曲』は、累計発行部数6100万部突破の大ヒットコミック『花より男子』の作者である神尾葉子が原作・キャラクター原案・脚本を担当。
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物語の舞台は1900年代初頭のイギリス。画家を志してロンドンのセント・トーマス美術学院に留学・編入した日本人の少女・一条院りりは、両親と交わした「半年以内に学年1位を獲れなければ即帰国」という約束を果たすべく、学院で出会った天才画学生のキット・チャーチをはじめとした個性豊かな仲間たちとともに、絵画の世界に没頭していく姿を描いた青春ラブストーリーとなっている。
今回の特別先行上映会では第4話までを公開。美しい映像と、ロンドンを舞台に紡がれる大貴族と留学生によるカラフルに彩られた恋愛模様に、上映後の会場からは惜しみない拍手が贈られていた。上映後のトークイベントには、神尾葉子(原作・キャラクター原案・脚本)、梶裕貴(小早川新之助役)、中澤一登(監督)、吉信慶太(WIT STUDIO アニメーションプロデューサー)、櫻井大樹(企画/プロデュース)の5名が登壇。
挨拶で神尾は感無量といった面持ちで「ついにこの日を迎えられたということがすごく嬉しいです」と一言。梶も「いち視聴者のリアクションなんですけど、冒頭からものすごいクオリティの映像で感動しました」と、その完成度の高さに笑顔を見せていた。また、応援メッセージとしてキット・チャーチ役の内山昂輝がスクリーンに登場。「変化を大切にキャラクターを作っていこうと思いました」などと、キットを演じる際に気を付けたポイントなどを熱弁する内山に、梶は「こんなに饒舌なうっちー(内山)、なかなか見ないですよ(笑)」と驚きの表情。制作陣もアフレコでは寡黙な印象があったようで、作品の魅力を熱く語る内山に「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べていた。
トークパートでは神尾が「お話しをいただいたのがちょうど5年前のコロナ禍だったこともあって、世の中が暗かったんです。
そんな中澤監督からは製作を進めていくうちに神尾の丸ペンやGペンのタッチが再現できるようになったため、それに合わせるために既に完成していた第5話までの撮影処理を全部やり直したといった驚きの裏話も明らかに。背景についても、当初は少女漫画っぽい絵画チックな優しいタッチにする予定が、美術チームが重厚な一枚の絵のようなクオリティで仕上げてきてしまったようで、「これはこれで素晴らしいからこれでいこう」と方針転換。その美しい背景に負けないように作画のクオリティが上がっていくといった相乗効果が最終話まで続いたそうで、櫻井からも「先行上映された第4話以降は、さらにクオリティが上がっていくことになります」との言葉が。これには客席のファンの期待感は高まるばかりとなっていた。
梶演じる小早川は第4話から登場。「途中参加のキャラクターは少し難しいところがあって。出来上がってる現場の中に新しく入ることには緊張感がありました。小早川はしっかり者ですが、彼も異国の地で優秀な学生がいっぱいいる中、不安も多かったと思います。そんな彼の気持ちと、自分自身の状況が近かったかも」と収録について振り返ってくれた。
そんな梶の起用については、神尾がオーディションで「どうしても小早川は梶さんがいい」と猛プッシュしたとのこと。それを聞いた梶は「自分が子どもの頃にすでに『花より男子』で一世を風靡されていた神尾先生が原作、『B: The Beginning』でご一緒した中澤監督作品でもあるので、オーディションの話をいただいたとき、絶対に出演したいと強く思いました」と告白。「合格の知らせを受けたときはすごく嬉しかったです。神尾先生も毎週アフレコ現場にいらっしゃって、大きな愛をもって接してくださっているのが伝わってきました。本当にやりたかった役だったので、やれてよかった」と嬉しそうに語ってくれた。
ここからは衝撃の制作秘話が続々登場。なんと櫻井から神尾へのオファーはSNSのDM(ダイレクトメール)だったそうで、「もしかしたら詐欺かなと思った」と苦笑する神尾に、会場からは笑い声が。そのDMからわずか2時間後の初顔合わせで、神尾が参加を即決。翌週には主人公のりりやキットのキャラクター名が決まった脚本の原型となるプロットが完成するなど、とんとん拍子に話が進んでいったという。そんな神尾だが、櫻井から「アフレコでは毎回、役者の演技に感動して泣いている」と暴露される一幕も。
中澤監督からは、絵コンテを3人という極めて少ない人数で描いていることや、自転車や馬まで全話数を通して3DCGを一切使わず手描きで作画していること、さらには劇中に登場する絵画を美術監督の竹田悠介とのタッグで描いていることなど、驚きの制作裏話を大公開。限界を超えた現場のこだわりっぷりには、梶も興味津々といった様子を見せていた。
また、2週間というアニメ作品では異例の期間でイギリスにロケハンにも行ったらしく、吉信プロデューサーからは「聖地巡礼がメチャメチャはかどる作品になっております(笑)」と自画自賛の声も。神尾と相談した結果、「リアルなロンドンではなく、1900年代のロンドンというファンタジーな舞台を作りましょう」とイギリス中の素晴らしい場所をロンドンの風景として劇中に詰め込んだそうで、背景資料用に毎日10キロメートル以上歩いて万単位の写真を撮影したというロケハンの苦労話で大盛り上がりとなっていた。
ここで梶から『プリズム輪舞曲』というタイトルの由来について神尾に質問が。これに対して「”プリズム”は入れたかったんです。その後の言葉を考えていたときに、Netflixの担当者の方が『ロンドンだから、輪舞曲(ロンド)にしよう』って言って……」と申し訳なさそうに回答する神尾に、梶は「ダジャレなんですか!?」と衝撃を受けた模様。ただ、櫻井から「(タイトルが)後々わかるんだなぁ」とフォローが入ったように、ストーリーに深く関わるタイトルとなっているとのこと。その繋がりについては、ぜひ本編を最後まで観て確認してほしい。
イベント後半には、神尾が制作スタッフ陣へのプレゼントとして自主制作したという、神尾先生描き下ろしイラストがプリントされたオリジナルTシャツが当たる抽選会も行われた。
最後に、登壇者を代表して3名が挨拶。梶は「アフレコはかなり前に終わっているんですが、その作品がこういう形で完成したということが、関わらせていただいた声優として本当に嬉しいですし、僕も早く続きが見たいと心から思っています」と語り、中澤監督は「頑張ったので(笑)。
さらに神尾が「こうして皆さんに観ていただけたことを嬉しく幸せに思っています。監督とのお仕事も人生の宝になりましたし、声優さんも素晴らしくて。皆さんと全力で『これしかないよね!』と思いながら作った作品なので、最後まで観ていただけたら嬉しいです」とファンに向けて語りかけ、会場が大きな拍手に包まれながらトークイベントは幕を閉じた。
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