小林さんは、『ルパン三世』次元大介役を50年もの間担当してきたほか、『妖怪人間ベム』ベム役、『DEATH NOTE』ワタリ役、『たこやきマントマン』バオバオ大王役など、長年にわたって様々な役を演じてきた男性声優。
またアニメのみならず、ジェームズ・コバーンやトミー・リー・ジョーンズなどの日本語吹き替え、多くのTV番組でナレーションも務め、2017年には「第11回声優アワード」功労賞を受賞、2018年には「東京アニメアワードフェスティバル2018」アニメ功労部門の顕彰者にも選出されました。
東京俳優生活協同組合の8月8日の発表によると、小林さんは2022年7月30日7時6分に肺炎により逝去。享年89歳でした。
この訃報を受け、「アニメ『ルパン三世』公式」Twitterは「声優の小林清志さんが、7月30日にご逝去されました。『ルパン三世』ではパイロット版をはじめTV、映画と2021年まで次元大介の声をご担当いただきました。半世紀以上にわたるご活躍への感謝と共に、お悔やみを申し上げます。ありがとうございました」と、小林さんへのメッセージを掲載。
続けて、「次元として、いつもフォローしていただきルパンでいる事ができました。感謝しかありません」というルパン三世役の2代目声優・栗田貫一さん、「清志さんが50年かけて育てた次元大介 大切に守り、やがて次の世代に繋げていく所存です。ヒヨッコが大任を果たせるのかさぞ不安だとは思いますがどうかごゆっくりおやすみください」という次元大介役の2代目声優・大塚明夫さん、「さりげない言葉と優しさにどれだけ救われたか。
そして「清志さん、もっとお話してみたかった気持ちが燻ります。本当に最後までご自身を貫かれた姿は後続にはひどくプレッシャーです。寂しいです。有難うございました」という峰不二子役の3代目声優・沢城みゆきさん、「次元と同じくダンディで、仕事に対してストイックで、ご自分の美学を貫き通したお姿は本当にカッコ良かったです。コロナ禍という事もあり“次元お疲れ様会”が出来ず、直接ご挨拶が出来なかった事が残念でなりません。心から“お疲れ様でした。そしてありがとうございました”と言わせて下さい。ご冥福をお祈りいたします」という銭形警部役の2代目声優・山寺宏一さんら、現在の“ルパンファミリー”から小林さんへのコメントを紹介しました。
また、このほかにもTwitter上では「小林清志さん、、、子供の頃は次元に憧れ、仕事をご一緒させていただいてから、僕にとっては『たこやきマントマン』のバオバオ大王であり『DEATH NOTE』のワタリでした」という山口勝平さん、「英語も好きな粋でスマートな東京人。私大好きでした。