ピクスタ株式会社が運営する写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は、「AI生成素材」の取扱いを終了した。PIXTAでは引き続きAI等の技術に関する調査と検討を進め、適宜、ガイドラインの見直しなどを検討。
昨今のクリエイティブの現場におけるAI技術の普及を考慮し、制作者が自らの手により撮影・創作した作品を著しく変更しない範囲での補助的なAIの利用について受け入れていく。

■AI生成コンテンツの取扱い終了の背景
 近年の画像生成AI技術の進化は、新しい表現の選択肢をもたらしており、PIXTAではこれまで、新たな表現手法としての可能性を尊重し、ガイドラインを設けた上でAI生成コンテンツの取扱いを継続してきた。しかし、AIツールの普及により短期間に大量のAI生成コンテンツがアップロードされる一方で、購入会員が求めるコンテンツとのマッチングが困難な状況が続いていた。

 この状況を受け、PIXTAにおいて購入会員にどのようなコンテンツが求められているのかを慎重に分析し、クリエイター会員が自ら撮影・創作したコンテンツの需要の高まり、また、AI生成コンテンツのコスト増加に伴う各コンテンツの販売価格上昇の必要性等、現在の事情を総合的に考慮し、今回の決定をした。

 なお、決定により同社として「AIによる創作活動を否定する意図は一切ございません」と強調。クリエイター会員の創作活動を尊重しながら、サービスにおいてAI技術との共存を図っていく中で、現在の市場動向や購入会員のニーズ等を総合的に判断したが、PIXTAは今後も、人とテクノロジーが共存できるプラットフォームを目指していく。

■PIXTAの想いと今後について
 「才能をつなぎ、世界をポジティブにする」という企業理念と「世界中の才能をつなげるクリエイティブプラットフォーム」というグループビジョンのもと、PIXTAがお届けするのは、クリエイター会員と購入会員がつながれる場。クリエイターの独自性ある作品が必要な人に届き、購入者が求める素材と出会える環境、「それがPIXTAの目指すあり方だと考えています」と説明。

 PIXTAでは今後も、「AI技術を含むテクノロジーの進化とそれがもたらす新しい価値やクリエイティブの現場で活かされる動向を注視しながら、クリエイター会員の創作と購入会員が求めるものとが有機的につながり、成長するプラットフォームになれるよう、取扱うコンテンツについても常に最適な方針を検討してまいります」と伝えた。

 また、「未来のクリエイティブのあり方がどのように変化していくとしても、私たちの根底にある「才能をつなぐ」という理念は変わりません。その時々の時代や市場において、技術の進化と向き合いながら、購入会員のニーズとクリエイター会員の作品が最も良い形で出会える環境とは何か常に問い続け、人とテクノロジーが共に歩めるプラットフォームを目指してまいります」としている。
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