2026年1月14日、仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)の追加キャストが発表された。松崎しげるの息子として知られる、松崎優輝が福島正則役で出演することに注目が集まった。


「超有名歌手の父」を超える酒豪。NHK大河『豊臣兄弟!』で存...の画像はこちら >>
 さらに3月25日には、さわやかなキャラクタービジュアルが解禁され、より期待は高まった。初登場は第18回。松崎しげるを上回るという酒豪でもある松崎優輝が、酒豪キャラの武将をここから演じ込む。

 本作の福島正則役は、松崎優輝にとって松谷優輝からの改名後の本格的な顔見せにもなると思う。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

近習となる新キャラクターが初登場

 一国一城の主になったとしても、信頼できる部下がいなければ、国を統治することはできない。農民の出から天下人になる豊臣秀吉とその弟・豊臣秀長の共闘を描く、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)第18回冒頭、こんな場面がある。

 1574年、主君である織田信長(小栗旬)から北近江を与えられた羽柴筑前守秀吉(池松壮亮)が、築城した長浜城から領地を見渡す。本作の主人公である羽柴小一郎長秀(仲野太賀)とともに、20年かけてたどり着いた景色をつかの間、噛み締める。

 その景色を軍師・竹中半兵衛(菅田将暉)にも見せるのだが、半兵衛は言う。「この城には肝心なものが足りておりませぬ」。有能な家臣を増やすべきだと助言するのだ。

 そこで秀吉は新たに家臣を選ぶ試験を実施するのだが、他にもより信頼できる近習となる新キャラクターが初登場する。
それが加藤清正と福島正則である。

福島正則を演じる松崎優輝

 近習とは、主君の身辺警護や政務を担当する家臣。似たような立場に小姓があるが、こちらは信長に仕えた森蘭丸など、主君の身辺を世話する役割だった。本作第4回では、小一郎が信長から近習に抜擢され、礼を尽くして辞退する場面がある。

 秀吉の近習となる加藤清正と福島正則は、親戚筋の武将たちであり、一門の人間として信頼できる。しかも二人とも幼い頃から、秀吉と正室・寧々(浜辺美波)に目をかけられて育った、子飼いの近習たちでもある。

 本作公式X上にも、福島正則のキャラクター紹介文として「加藤清正と同様、秀吉に近習として仕えた、子飼いの家臣」と書いてある。2026年3月25日には、何ともさわやかなビジュアルが解禁された。そうして第18回に満を持して初登場する、福島正則役を演じるのは、松崎優輝だ。

改名後の本格的な顔見せとして

 初登場場面は、第18回序盤。小一郎の元に元服した福島正則が挨拶にくる。「福島正則でござる。小一郎様、ご無沙汰しておりまする」とややワイルドにはにかむ表情から、武勇に優れた人物であることがすぐにわかる。
福島正則は江戸時代初期には、広島藩初代藩主になった大名であり、酒豪としても知られた。

 第18回ラストには酒宴場面があるが、そこにはまだ正則の姿はない。おそらくこの酒豪キャラを物語るエピソードが今後の放送回に用意されているのではないかと想像するのだが、演じる松崎優輝もまた酒豪として知られる。

 それも数々の酒豪伝説がある、父・松崎しげるを上回る超酒豪らしい。演じる役柄と俳優本人の共通点が興味深い、キャスティングではないか。

 松崎優輝は前の所属事務所では松谷優輝を名乗っていた。第18回放送前、松崎優輝はInstagram上に初登場への意気込みとともに「以前事務所が変わったタイミングで松谷優輝から松崎優輝となりました」と書いている。

 初登場場面の猛々しい挨拶は、改名後の本格的な顔見せとして存在感を示している。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。

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