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素早い動きが特徴のアルゼンチンアリ(円内は村上教授)
アリ研究で知られる岡山理科大学理学部動物学科の村上貴弘教授が4月28日、岡山市中区桜橋付近で、特定外来生物のアルゼンチンアリのモニタリング調査を実施しました。大学院理工学研究科の「野生動物関係学特論」の一環で大学院生9人が参加しました。
村上教授によると、アルゼンチンアリにはヒアリと違って毒はありませんが、旺盛な繁殖力で在来の生態系を撹乱してしまいます。日本国内では東京都から山口県までの海岸線を中心に既に定着しています。
この日は桜橋の橋脚付近でアルゼンチンアリの巣を見つけ、村上教授がこのアリの特徴的な素早い動きについて、実際に巣に手を近づけることで分かりやすく説明しました。日本のアリとは異なる素早い動きと、すぐに手に上ってきて、あまり痛くはありませんが、咬みます。動画で公開されているので、アルゼンチンアリの動きをチェックしてみてください。
村上教授は今後10年をめどに、アルゼンチンアリのみを目標にした地道で正確な薬剤散布などを行い、岡山市内でのアルゼンチンアリの完全防除を目指しているそうです。
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アルゼンチンアリのモニタリング調査をする大学院生たち
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=fCrGCz3fFm0
「アリ語」が分かる先生!
■村上教授のプロフィール
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1971年神奈川県生まれ。茨城大学卒、北海道大学で博士号取得。1993年より中米パナマでハキリアリの研究を行い、現在にいたる。日本で唯一のハキリアリ研究者。2024年4月より岡山理科大学理学部教授。近著に「アリ先生、おしゃべりなアリの世界をのぞく」(扶桑社)がある。
■村上教授の研究紹介
(1)ハキリアリ
・アリの農業はどうやって進化したのか?
・ハキリアリの労働分業はどうなっているのか?
・血縁度や女王の交尾回数を明らかにする
・キノコ畑の作り方
・ハキリアリの辞書作りと「言語」研究
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(2)ヒアリやアルゼンチンアリ
・ヒアリは原産地から移動していくとどのような変化が起きるのか?
・ヒアリ同士の交雑の影響はどの程度遺伝子や染色体に残っているのか?
・ヒアリの防除法の開発
・アルゼンチンアリの敵対性研究
・アルゼンチンアリのコロニー内血縁度はほぼ0だった
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(3)カドフシアリ
・95%が働かない脅威のおサボり集団
・北海道や本州・四国の高山地帯に出現する翅の生えていない女王アリの出現要因
・普通の女王アリと翅の生えない女王アリのコロニーで繁殖戦略がどのように異なるのかを解明
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岡山理科大学 : https://www.ous.ac.jp/