
●音量操作はセンサーで 物理ボタン廃止のメリット
まずは、本体の基本データからおさらいしておきたい。画面サイズは6.53型(2400×1176ドット)で、アスペクト比は18.4:9。昨今の縦長トレンドを採用している。HUAWEI Horizon Displayと呼ばれる有機ELディスプレイは、ぐるりとサイドまで広がっているのが特徴。似たようなフルビューディスプレイを搭載するスマホは他社にもあるが、Mate 30 Proはエッジがほぼ垂直で画面の没入感は非常に高い。
本体背面には新たにリング状のカメラ機構を採用。鏡面のメタルボディが美しさを際立たせている。円の中には四つのレンズを配置。4000万画素/F1.8の超広角レンズ、4000万画素/F1.6の広角レンズ、800万画素/F2.4/3倍ズームレンズ、ToFセンサーで構成されている。
設計で目新しいのが、ボリュームコントロールの物理ボタンを取り除いた点だ。側面は左右で電源ボタンしか存在しない。では、ボリュームはどうやって操作するかというと、本来ボタンがある場所に搭載されたタッチセンサーを活用する。2度タップするとコントロールバーが立ち上がり、指をスライドして操作できるようになる。