マイナンバーカードを新規で取得すると最大2万円分のポイントが還元される「マイナポイント」。せっかく申請したマイナポイントをお得に活用したいなら、どのような決済サービスとひも付けるのがいいのか。
そこで、「コード」「電子マネー」「クレジット」の3種類の決済方法に分けて解説していく。

●そもそもマイナポイントとは?
 マイナポイントとは、個人個人が保有しているマイナンバーカードを「特定の決済方法とひも付けることで、そのポイントが付与されるキャンペーン」の事業名称である。実はTポイントやdポイントなどのように「マイナポイント」というポイントが存在するわけではないため、注意したい。
 マイナンバーカード申請後に、自身のひも付けた決済方法が何であるのかによって、付与されるポイントの名称が変わる。PayPayと紐づけた際は「PayPayボーナス」であり、Suicaにひも付けて付与されるのは「JREポイント」である。
●【決済別】マイナポイントとひも付けたいサービス
 マイナンバーカードを何とひも付けて、ポイントを獲得するのかによって還元率やキャンペーンの内容は変わる。
マイナポイントとひも付けたいサービスを紹介していこう。
●コード決済
 コード決済ができるサービスとして、利用率が最も高いのは「PayPay」。ポイントを利用できるお店も多く、全国で活用できるといったメリットがある。
 「楽天ペイ」は最大1.5%還元と、高還元率であることが魅力だ。また楽天市場以外でもポイントを使用できるため便利である。
 「au PAY」もまたマイナポイントとひも付けて使いたいサービスの一つ。
auユーザー以外でも利用できるため、検討してみてはいかがだろうか。
●電子マネー決済
 電子マネー決済でポイントを獲得するなら、「Suica 」がおすすめ。Suciaにひも付けると、JREポイントがもらえる。独自の上乗せキャンペーンが実施されることもあり、頻繁に電車移動をするならば適している。JREポイントをSuicaへチャージできるため、もちろん普段の電車賃だけでなく、定期券や新幹線のチケットを購入する際にも使える。
 他には、「WAON」もマイナポイントとひも付けるサービスとしてよく知られている。
イオンはもちろん、全国のコンビニや薬局、飲食店など活用できる幅が広いことも魅力。
●クレジット決済
 クレジット決済を頻繁に利用する場合は、クレジットカードとマイナポイントをひも付けるのもお得。「JCB CARD W」は還元率が0.5~5.5%と高水準であることや、年会費が永年無料のため人気である。
 また、楽天ユーザーであれば「楽天カード」もおすすめ。こちらも年会費が永年無料である。各種特典が充実しているため、まだ持っていない場合は、これを機に入会検討してみ流のも良い。

●決済サービスの選び方
 どのサービス、ポイントとひも付けるのが自分にとってお得になるのか、ここからは、選ぶにあたって考えておきたい項目を紹介する。マイナポイントとひも付ける決済サービスを選ぶ際は、次の内容を基準に考えてみよう。
●使用頻度で選ぶ
 そもそも利用頻度が少ない決済方法では、いくらマイナポイントとひも付けたとしても、ポイントを使う機会が少ない上、その後も思うようにポイントを獲得することはできない。現金以外で、自身が普段から最も多く使用している決済方法は何なのか考えたい。
●有効期限の長さで選ぶ
 サービスによって、ポイントの有効期限には差がある。長くポイントを保有できれば、ポイントを何に利用するのかじっくりと検討でき、ある程度まとめて使用することも可能だ。
サービス自体の利用頻度はあまりなくても、ポイントの期限が長いサービスを優先して選ぶのが良い場合もある。各サービスのポイント使用期限をチェックしておこう。
●キャンペーン内容で選ぶ
 各種サービスは、定期的にさまざまなキャンペーンを実施している。マイナポイントとひも付けした後も、お得にポイントを獲得できるチャンスは増える。実際に利用できなくては意味がないため、自分の生活に合ったキャンペーンに注目してみたい。
●利用規模で選ぶ
 せっかく獲得したポイントでも、使える場所が限られていては意味がない。
例えば、コンビニにほとんどいかない場合、主にコンビニで使用するポイントへひも付けたとしても、実際には使う機会が少ないだろう。自身の生活の中で、よく利用する店が、どの決済方法に対応しているのか事前にチェックしておくのがおすすめだ。
●マイナポイントをお得に使おう!
 マイナポイントはどのサービスとひも付けるかによって、自身が使いやすいポイントを獲得できる。既に持っているサービスが少なく、ひも付けたいサービスへ新たに入会する場合は、新規入会キャンペーンをやっているところも多い。事前に調べてから一番どれがお得なのか、自分にとってどの決済サービスとひも付けるのが良いのかを決めておくといいだろう。
 なお、総務省は「マイナポイント第2弾」の申込期限を2023年2月末までとしていたのを5月末まで延長すると発表した。ただし、マイナンバーカードの申込期限は2月末までと変更していない。もし、まだ取得していなければ期限が迫っていることからも、まずは早急に取得した方が賢明だ。
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