週刊文春が報じた「高市首相誹謗中傷動画」問題で新たな展開が起きた。文春に告発した 松井健氏が5月18日配信のNoBorder Newsに出演し、「(公設第一秘書の)木下さんとやり取りをして実施いたしました」と証言した。



 翌19日に高市首相は官邸で記者からの質問に、「松井氏と面識はない」と回答。記者が「オンラインで会ったのか」と食い下がると「私に聞かれてもわかりません」と答え、あらためて疑惑を否定した。



 文春は、そんな高市首相を嘲笑うかのように、新たな証拠を公開した。木下秘書が松井氏に昨年9月から今年3月にかけて送信したショートメールやLINE、匿名メッセンジャーアプリのやり取り67通あることを明かし、誌面で一部を公開している。



 木下秘書と松井氏とのやり取りが、次々と明らかになる中、高市首相にブーメランが刺さりそうな事案が発覚してしまった。



 それは高市首相が書いていたブログだ。ブログ記事は首相就任直後にすべて削除されたものの、一部の人々がアーカイブ保存。それをたどるといまでも記事の内容が確認できる。



 2002年1月30日に公開されたブログ記事には、こんな事が書いてあった。



《雇用者である以上は管理責任もあり何か問題が起きた時に「秘書が勝手にやったこと。私は知りませんでした」とだけは言いたくない》



 これは、加藤紘一衆議院議員(当時)秘書の斡旋利得問題に触れた内容である。厳しい論調で加藤氏を批判していた。



 また同年3月6日更新のブログ記事では、鈴木宗男衆議院議員(当時)のムネオ疑惑(国後島「友好の家」入札妨害事件等々)について次のように述べていた。



《むしろ自民党側から進んで証人喚問の日程決めを申し出て、真実を早急に明らかにしてはいかがでしょうか。ご本人にとっても身の潔白を明らかにされる機会にもなるでしょう。もちろん週刊誌ネタでいちいち証人喚問を開くような前例は作るべきではないのですが、今回の件は外務省から流出した文書による疑惑です》



 鈴木宗男氏の疑惑を、自民党から積極的に解明することを訴えていたのだ。



 この文面を確認した人からはこんなツッコミが。



《今「私に聞かれても分かりませんけど」と堂々と言ってますね》



《相応のラインの流出や証言が食い違う証人もいるので総務省文書の内部文書で逃げたのだから今度こそやってもらいましょう》



《だからブログ削除したのか》



 どうやら誹謗中傷動画作成疑惑を晴らすには、高市首相みずから国会で証人喚問を要求するしかなさそうだ。



文:BEST T!MES編集部

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