多くの人は新しい車を買うお店を選択するかもしれません。
実は売り先によっては数万円~数十万円高くなることもあるのです。今回はそのノウハウを紹介します。
いま乗っている車は必ずしも下取りにしなくても良い
大前提として覚えておいていただきたいのが、「車を乗り換えるからといって、買う店と売る店を同じにしなくても良い」ということです。購入と売却を同じ店で行えば、手続きは一ヶ所で完結するので、負担は少ないことは間違いありません。ただ、購入店で下取りしてもらうよりも買取店で車を売却した方が、より高額で売却できる可能性があります。
下取りと買い取りのメリット・デメリット
いま乗っている愛車を手放す、という面だけをとれば下取りも買取も同じですが、それぞれ意味合いが異なります。下取りは新しく車を購入することを前提に契約し、基本的には新しい車が納車されるまで乗り続けることができます。ただし、契約から納車までの期間が長い場合は、下取り価格が少し下げられてしまうデメリットがあります。
一方、買い取りは高額で車を手放すことができる反面、契約後から早い段階、最短即日~1週間以内程度に車を引き渡す必要が出てきます。新しい車の納車が遅くなる場合、一定期間車が手元にない状態ができてしまう恐れがあるのがデメリットです。
「値引きの代わりに下取り額を増額」のカラクリ
筆者も営業マン時代に行っていた手法ですが、商談が煮詰まってくると「最後の一手」として、下取り額を増額して値引きに上乗せするテクニックを使っていました。ディーラーも営利企業ですから、下取車をできるだけ安く仕入れたいのが本音。そのため、ディーラーが最初に提示する下取額はまだ上乗せの余地があるのです。
また、販売店によっては「下取と値引きを合算」したり、「下取車を入れることを条件に値引き」したりするということもあると聞きます。
適正な愛車の相場を知っておく必要がある
買取店に査定に持ち込まなくても、中古車サイトを見れば「同じ車種・同じ年式・同じような走行距離」で、ある程度の相場は把握できます。車種にもよりますが、仕入れ価格(買取価格)は販売価格の80%程度を目安にすると良いでしょう。
愛車の売却先を選ぶポイント
年式が比較的新しく、中古車市場でも需要が見込める車の場合は、下取りではなく買取を選ぶ方が良いと筆者は考えます。ただ、買取店はどこでもいいというわけではありません。ミニバンやSUV、スポーツカーなど特定の車種やジャンルに強い買取店もありますので、多少手間になってもそういった専門性のあるお店に相談するということも一考です。また、買取店もさまざまですから、複数の店をまわって比較検討することも重要です。
実際に筆者が昨年末に日産セレナを買取店に売却した際、最安値と最高値で27万円の差額がありました。比較検討は改めて重要だと身をもって知ったので、これから車を乗り換えようと思っている方は実践してみてください。
<文/宇野源一>
【宇野源一】
埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。
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