「上の子には厳しく、下の子には甘い」そんな子育ての通説が、科学的に証明された。
最新研究により、第二子や第三子は、長子(第一子)に比べて課されるルールが少なく、スマートフォンやテレビなどのスクリーンを見る時間が長いことがわかった。
豪モナシュ大学が主導し、経済学誌「Journal of Economic Behavior and Organisation」に掲載されたこの研究では、2歳から15歳までの子供約5000人の生活実態を調査した。研究者らは子供たちの時間管理の記録を分析し、活動を「学校」「運動」「教養活動(宿題、読書、音楽レッスン、ボードゲームなど)」「デジタルメディア(テレビ、ゲーム、インターネット、SNSなど)」のカテゴリーに分類して比較した。
データ分析の結果、第二子や第三子は第一子に比べて、デジタルメディアに費やす時間が1日あたり9分から14分も長いことが判明した。
専門家らは、この差が生まれる主な要因として「親の寛容さ」を挙げており、研究報告では、こう分析されている。
「下の子のデジタルメディア利用時間が増えるのは、主に一人で行う活動が影響している。親は下の子に対して、テレビ視聴やゲームに関するルールを厳格に設けない傾向にあり、子供自身も『親からルールを厳守することを期待されていない』と認識している。これが利用時間を押し上げる一因と考えられる」
こうした傾向は、現実の家庭だけでなく、エンターテインメントの世界でもおなじみの構図だ。研究者らは一例として、世界的人気ドラマ『ブリジャートン家』に登場する家族関係を挙げている。長男のアンソニー(ジョナサン・ベイリー)が家長としての重い責任を背負わされる一方で、次男のベネディクト(ルーク・トンプソン)は自身の情熱を追い求める自由をはるかに享受している。
さらに今回の調査では、下の子が成長するにつれて、親の態度がますます緩くなることも明らかになった。
研究者らは「下の子が年齢を重ねるほど、親はルールに対してより寛容になる傾向が見られた。
文:BEST T!MES編集部
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