北海道、捕獲した年10万頭のエゾシカの処分問題が深刻…シカを原料に“魔法の薬”製造

 この数年、高級レストランでもジビエを提供する店が増え「ジビエブーム到来」などといわれているが、その陰には切実な害獣問題があるのだ。ジビエのひとつとしてエゾシカが人気だが、このエゾシカは北海道では「害獣」であり多くの農家が頭を抱えている。

 エゾシカは通常、森林などに生息するが、繁殖力が高く個体数は増える一方で、その結果、人間の生活域まで分布域を拡大し、人々の生活を脅かしている。北海道庁の環境生活部環境局生物多様性保全課では、エゾシカ対策グループを発足し、捕獲等による個体数の管理や捕獲個体の有効活用推進などを行っている。

 北海道におけるエゾシカの捕獲数は、平成22年から毎年10万頭を超える。ジビエブームとはいえ、それほどの数のエゾシカをすべて食肉として利用することは難しい。捕獲されたエゾシカの処理には莫大な費用がかかっていた。

 しかし、このエゾシカから製造する和漢成分に着目し、生薬素材への利用を考えた人物がいる。それは、北海道鹿美健(ろくびけん)株式会社の代表取締役で薬学博士でもある鄭権(ていけん)氏だ。エゾシカを原料とした生薬素材とその製造に至るまでの軌跡を聞いた。

アキョウとロクキョウ

 鄭権氏は、これまで多くの美容、健康増進のためのサプリメントの開発、製造に携わってきた。そのなかでも「アキョウ(阿膠)」と呼ばれる和漢成分にこだわり、飲んだ人が良さを実感できるサプリメントの製造に尽力してきた。日本ではあまり聞き慣れないアキョウだが、日本でもいくつかの漢方薬に含まれており、補血•止血作用をもち婦人科系の疾患に処方されることも多い。


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