2つの特番をめぐって、人気ジャニーズタレントの評価が大きく揺れている。『ラグビーワールドカップ2019日本大会』(日本テレビ系)の嵐・櫻井翔と、『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の関ジャニ∞・村上信五に対する批判が巻き起こったのだ。
ラグビーW杯で、日本テレビのスペシャルサポーターを務めた櫻井。就任時には、番組公式サイトで「もう20年以上ラグビーはやっていないですが、今でもラグビーは好きで、トップリーグや学生の試合は観に行ったりしています」「ラグビーの魅力を皆さんにお伝えできるよう、一ラグビーファンとして頑張りたいと思います」とコメントしていた。
しかし、「東スポWeb」の11月6日付記事では、W杯で“薄っぺらい言動”に終始した櫻井が大きく株を下げたと報じている。櫻井はラグビー経験が小学校高学年の2年間だけで、ほとんど“素人”にもかかわらず「マジメに準備を重ねた様子が一切見えない」と伝えているのだ。また、10月13日の日本対スコットランド戦で櫻井が発した「会場で見られたということが、何年たっても自慢できることなんだろうな、と思いました」という感想について、「極めて薄っぺらい」などと評している。
ラグビーファンの声も二分しており、擁護派からは「たとえ“にわか”でも人気タレントが参加すれば大きなPRになると思う」「詳しく教えてくれるのは解説者でいい。知ったかぶりで話したわけじゃないし、問題ないのでは?」といった声が。一方で、「櫻井翔にとってラグビーはその程度ということ」「知識はあるけど経験に裏打ちされてないから、偉そうに見えるだけ」「スポーツが不得手なのは明らか。起用したテレビ局に問題がある」と厳しい声も多い。
嵐といえば、来年には「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」の就任が決定しているが、ラグビーW杯で櫻井の評価が急落してしまっただけに、東京五輪でもスポーツファンからの厳しい反応が懸念されるというわけだ。
一方、11月2日から3日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』は、「にほんのスポーツは強いっ!」をテーマに、総合司会のビートたけしとキャプテンを務める村上が、さまざまな角度からスポーツを掘り下げていく内容だった。ところが、フタを開けてみれば、平均視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で歴代ワーストという不名誉な記録に。
ネット上では、「なぜ『27時間テレビ』でスポーツをテーマにする必要があるの?」という疑問のほか、進行を務めた村上に対する辛口な評価も続出している。「騒々しいだけで、生放送ならではのアドリブや機転が利くわけじゃないから長時間の進行に向いてない」「低視聴率は村上の司会が原因では」「村上はセンスがないから中居の後釜にはなれないよ。ジャニーズのゴリ押しに付き合わされるのはもう勘弁」「話が下手だし、まわりへの振り方や受け方が素人レベル」「村上は自分のことを“大御所にも遠慮なくツッコめるキャラ”と勘違いしてる感がある」といった反応が相次いだ。
また、「日刊大衆」の11月6日付記事では、制作会社関係者の「生放送を復活させてこの最悪の結果。これで来年はなくなるのではないでしょうか」というコメントを報じており、打ち切りの可能性も示唆している。
村上も、来年の東京五輪ではフジ系『東京2020オリンピック』のメーンキャスターへの就任が決定している。そのため、前述の櫻井の件も含めて「櫻井と村上が東京五輪を報じるって、薄っぺらくうるさいだけのレポートになりそう」「せっかくの五輪なのにジャニタレばっかりで残念。そもそも、2人ともMC失格でしょ」との声も噴出している。
東京五輪を伝えるという大役を前に猛批判を浴びてしまった櫻井と村上は、どのような気持ちで視聴者の声を受け止めているのだろうか。
(文=編集部)