イメージ商売ともいえる芸能人にとって、クリーンなイメージを守るために、できれば“炎上”は避けたいところだ。ところが、それをモノともしない人物がいる。

街中での“歩きタバコ”動画が拡散されている俳優・野村周平は、批判に対して激しく反論するなど火に油を注ぐような態度を見せ、話題を呼んでいるのだ。

 問題視されている映像は、繁華街らしき場所で撮影されている。ファンの女性と並んで写真撮影に応える野村だが、笑顔はなく手には紙コップとタバコがある。撮影を終えると無言でタバコをくわえて歩き始め、周りから聞こえてくる「1枚だけ! 1枚だけ!」という男性の声を無視してそのまま去っていった。

 動画が拡散されると、インターネット上には「女性ファンはオッケーで男の声はガン無視か」「ニコリともしないし歩きタバコで感じ悪い」「歩きタバコはルール違反」といった批判が続出。そういった声に反応した野村は、ツイッターで「写真撮ってんのに対応冷たいとかマスコットキャラクターじゃねーんだよ」と怒りを露わにした。続けて「歩きタバコ? その前に盗撮だろ」とツイートしたが、「いやその前に歩きタバコだろ」「言いたいことはわかるけど歩きタバコは本当に危ないから」など、さらに批判が高まり、野村はツイートを削除するに至った。

 野村とタバコをめぐる騒動は2018年8月にも起きている。野村がインスタグラムへ投稿した喫煙写真にファンが反応。喫煙を批判する声が寄せられると、擁護派からの意見も入り乱れてコメント欄は大荒れの状態になった。野村は翌日にツイッターで「タバコ吸ってたら印象悪い。タトゥー入ってたら印象悪い。
意味わからない」と持論を展開し、喫煙を批判する声を疑問視した。

 喫煙に限らず、これまでにも野村は、たびたび不遜な態度が批判されている。過去にはテレビ番組『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で共演者に遅刻癖を暴露され、「寝坊ですね」「寝坊は仕方ないじゃないですか」と開き直り、『VS嵐』(フジテレビ系)に出演した際には、チームメンバーに特撮ヒーロー出身者が多いと触れられ、「そんなに偉い? ライダーとかレンジャーやったら」と悪態をついたことで、非難の声が巻き起こった。

 野村は17日にAmazon Prime Videoで主演ドラマ『MAGI-天正遣欧少年使節-』世界180以上の国と地域で同時配信が始まり、19日にも主演する連続テレビドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系)がスタートしたばかりで、仕事は順調といえる。だが、翌20日に中指を立てた画像をインスタグラムに投稿し、純愛ドラマの主人公を演じているとは思えない姿に「そのポーズやめてください」「俳優なんだから自覚を持って」と、ファンからも批判が向けられている。個性を確立するのもいいが、常識はわきまえてほしいところだ。
(文=編集部)

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