『オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―』が、7月9日から東京・六本木の国立新美術館で開催される。

印象派のコレクションなどで知られるオルセー美術館のコレクションから84点の絵画を展示する同展。
印象派が誕生した19世後半を中心に、同時代のレアリスム、アカデミスムの作品を含むフランス芸術の各流派を代表する作品群を紹介する。

出展作品は、日本初公開となるクロード・モネの代表作『草上の昼食』をはじめ、エドゥアール・マネの『笛を吹く少年』および日本初公開の『読書』、ジャン=フランソワ・ミレーの『晩鐘』、ギュスターヴ・カイユボットの『床に鉋(かんな)をかける人々』、アレクサンドル・カバネルの『ヴィーナスの誕生』、アルフレッド・シスレーの『洪水のなかの小舟、ポール=マルリー』、ポール・セザンヌの『スープ入れのある静物』など。さらに、ジャン=バティスト・カミーユ・コローや、ギュスターヴ・クールベ、ウィリアム・アドルフ・ブグローらの作品も展示される。

なお、会期中はオルセー美術館およびオランジュリー美術館の理事長であるギィ・コジュヴァルが、2011年にリニューアルオープンしたオルセー美術館の魅力について語る講演会などの関連イベントが行われる。