ヤマハ発動機の水上オートバイ「ウェーブランナー」2024年モデルが発売。新開発HOエンジン搭載で環境性能もパワーもアップ

■「FX Cruiser HO」と「VX Cruiser HO」に195馬力の新開発「HOエンジン」が搭載

二輪車や電動アシスト自転車、ロボティクスなど、多様な事業を展開しているヤマハ発動機。マリンも主要事業のひとつで、多彩なマリンエンジンやボート、ウォータービークルなどをラインナップしています。

このほど、水上オートバイ「ウェーブランナー（WaveRunner）」の2024年モデルが発表されました。

計7モデルがラインナップされる2024年モデル。「FX Cruiser HO」と「VX Cruiser HO」には、総排気量1898cc・195馬力の新開発「HOエンジン」が搭載され、加速性能と最高速が引き上げられています。

「VX Cruiser HO」の2024年モデル

15年ぶりにフルモデルチェンジとなる新「HOエンジン」は性能向上と環境性能を両立。従来のHOエンジンから馬力が15％向上し、トルクフルでスムーズな加速性と最高速のアップを実現しています。

さらに振動やノイズも軽減され、乗り心地だけではなく環境性能も向上するとともに、メンテナンス性も向上。

15年ぶりのフルモデルチェンジになる195馬力の新開発「HOエンジン」

エンジンカバー構造部品の一部に木質資源を活用し、リサイクル性にも優れたバイオマス素材の「セルロース・ナノファイバー強化樹脂」が採用されています。

全モデルに用意されるタッチスクリーン式「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」に新たな機能が加わっています。また、今回「FXシリーズ」のすべてに7インチ大型スクリーンが採用されるなど、装備も充実。

タッチスクリーン式「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」は、目的地までのルート設定をはじめ、地点登録が可能なGPSマップ（地図データソフトは別売）、各種ドライブコントロール、セキュリティシステム、「T.D.E（微速前進／後進コントロール）」、ノーウェイクモード、クルーズアシスト、オートトリムの操作ができます。

ドライブコントロール機能に、トーイングプレイに適した走行モード「Tow Mode」、燃費の優れた走行がアシストされる「Economy Mode」が新たに採用されています。

7インチの大型スクリーンは、「FX Limited SVHO」「FX Cruiser SVHO」「FX SVHO」のほか、新たに「FX Cruiser HO」に用意され、「VX Cruiser HO」「GP SVHO」には4.3インチのスクリーンが備わります。

カラーは、ヤマハ発動機らしいブルーを基調とした色域を増やすことで、ブランドカラーとして認知度アップが図られる一方、流行を意識したという挑戦的なカラー「艶消しカッパー色」が新たに採用されています。「SuperJet」は、定評のあるホワイトカラーとブラックのアクセントカラーが継続されます。

●価格
「FX Cruiser HO（ニューエンジン）」：308万7997円
「VX Cruiser HO（ニューエンジン）」：288万9997円
「FX Limited SVHO」：347万2997円
「FX Cruiser SVHO」：336万2997円
「FX SVHO」：325万2997円
「GP SVHO」：314万2997円
「Super Jet」：142万7382円
※定員は、1名定員の「Super Jet」をのぞいて3名定員

（塚田 勝弘）

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