“行動制限なし”となった今年の夏休み。3年ぶりに実家に帰省する人も多いはず。
迎える側としては、子や孫たちに会えることが何より嬉しいことなのですが…、密かに「手土産」を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、マイナビニュース会員500人を対象に「帰省時の手土産」に関するアンケートを実施。「実家を離れて暮らす子どもはいますか?」の問いに「はい」と回答した300人に聞いた「どのような手土産が喜ばれるのか」について、結果をまとめました。

■帰省時に子がお土産を持参する割合は、全体の約85%
○Q.子どもの手土産を楽しみにしていますか?

手ぶらで帰省する人は15%に満たず、帰省時にお土産を持参する割合は、全体の約85%でした。手土産を「楽しみにしている」人は45.3%で、「あまり気にしていない」(45.0%)という人も同程度見られ、子や孫に会えることだけを楽しみにしている人も多いようです。では、どんなものが喜ばれるのでしょうか?
■「洋菓子」「生菓子」が好まれる傾向、「定番品」 or「 流行品」は好みがわかれる結果に
○Q.手土産にもらうなら、生菓子(ケーキや大福など)と干菓子(クッキーやせんべいなど)どちらがうれしいですか?

○Q.手土産にもらうなら、定番のお菓子と流行りのお菓子、どちらがうれしいですか?

“もらってうれしい手土産”をテーマとした質問では、「洋生菓子」を持参すると喜ばれることが分かりました。とはいえ、猛暑の今夏、「洋生菓子」は、暑い中持ち歩くのには不向きですし、日持ちしないことから実際には難しいかもしれません。


また、数値上では「流行り」のものよりも「定番」のものが多数派となったものの、手土産に関するエピソードや意見を募ったところ、一概にそうとは言えず、好みがわかれる結果に。
■「なんでもうれしい」派や「好みに沿ったものがうれしい」派など、さまざまな意見が
○Q.手土産に関するエピソードや意見を聞かせてください(自由回答)

めずらしいもの、流行りのものがうれしい

「地元ではなかなか手に入らないお菓子とかはうれしいです」(女性/63歳/北海道)
「人気の新商品を並んで買ってきてくれて嬉しい」(男性/50歳/神奈川県)
「自分では買わないものをいただくと、嬉しい」(女性/57歳/宮城県)
「前から買いたいと思っていた、知る人ぞ知る高級なお土産をさりげなく買ってきてくれたとき、うれしかった」(男性/54歳/愛知県)
「新宿の高野の有名なショートケーキを買ってきてくれたこと」(女性/47歳/東京都)
「テレビで紹介されたお菓子を買ってきた時は嬉しかった」(男性/55歳/埼玉県)
「普段食べられない土産を持ってきてくれるのでいつも楽しみにしている」(男性/43歳/愛知県)

好みを理解して選んでもらったものがうれしい

「好みを解って買ってくれるから、いつも嬉しい」(男性/57歳/愛知県)
「息子が小さい頃に私の好物だった水ようかんを覚えていてくれて、おみやげに持ってきてくれた」(男性/43歳/埼玉県)
「私が煎餅が大好きなので息子は必ず買ってきてくれます」(女性/42歳/広島県)
「私の好みを熟知していますので安心です」(女性/57歳/栃木県)
「昔からある私の好きなものを買ってきてくれるから嬉しい」(男性/79歳/富山県)
「自分が大好きな大福餅を手土産に持ってきた時はすごく嬉しかったです」(男性/67歳/東京都)

なんでもうれしい

「子供からもらった物はなんでも嬉しい」(男性/53歳/千葉県)
「お土産は、なんでもうれしい」(男性/68歳/宮城県)
「なんでもうれしい」(男性/59歳/京都府)
「子供が持ってきてくれるお土産はどんなものでも嬉しいです。これ美味しいよといいながら微笑む顔をみると食べるまえから美味しくおもえます」(女性/68歳/ 神奈川県)
「子供が持ってくるものはなんであってもうれしいものです。持ってこなくてもうれしいものです」(男性/67歳/神奈川県)

その他エピソード

「腐っていたことがあって笑い話になったことがある」(男性/60歳/大阪府)
「貰ったお土産の消費期限が近く家族で慌てて食べた経験があります」(男性/63歳/埼玉県)
「せっかく持ってきてくれて後で一緒に食べようと言っていたのに、仏壇にお供えしてついそのまま忘れてしまった」(女性/62歳/大阪府)
「くさや。すごく臭くて部屋中臭っていたから」(女性/48歳/神奈川県)
「サプライズは嬉しい」(男性/60歳/熊本県)
「孫が手渡ししてくれて嬉しかった」(男性/73歳/千葉県)
「お酒を持ってきて一緒に飲めるのは楽しい」(男性/63歳/東京都)

手土産に関するエピソードや意見をうかがったところ、「めずらしいもの、流行りのもの」がうれしいという声が多く寄せられました。やはり、地元ではなかなか手に入らないものや自分では買わないもの、テレビで紹介された話題のお菓子などに、ウキウキする人は多いようです。


一方で、「腐っていた」「仏壇にお供えして忘れてしまった」「消費期限が近くて慌てて食べた」といった失敗談も目立ちました。「洋生菓子」も含め、生ものや日持ちしないようなものは、夏の手土産には不向きと言わざるを得ません。

真夏の帰省時に何を持参するかは悩ましいところですが、コメントでは「なんでもうれしい」という声や、「好みを理解して選んでもらったもの」が喜ばれることも明らかに。「洋菓子」「生菓子」などにとらわれず、まずは、相手の好みと喜ぶ顔を思い浮かべながら、選んでみるといいかもしれませんね。

調査時期: 2023年8月2日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 子どもを持つ40歳以上の男女、500人
調査方法:インターネットログイン式アンケート