伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦(主催:新聞三社連合、日本将棋連盟)は藤井聡太王位への挑戦権を争う挑戦者決定リーグが進行中。4月15日(水)には紅組の永瀬拓矢九段―菅井竜也八段戦が関西将棋会館で行われました。
○リーグ佳境の大一番
各自3回戦を終えた段階で2勝以上は永瀬九段(3勝)と羽生善治九段(2勝)に絞られている状況、1勝2敗の菅井八段としては負けられない戦いが続きます。後手番で迎えた本局で菅井八段は得意の角交換振り飛車を披露。三間飛車から向かい飛車に振り直したのは先手の仕掛けを封じる意味合いで、このあと穴熊の堅陣に組み上げ戦いの時を待ちます。
先にリードしたのは先手の永瀬九段でした。棒銀の要領で仕掛けに踏み切ったのが好判断。自陣の左美濃を銀冠に組み替える最中なだけに勇気がいりますが、敵陣に竜を作ってしまえば十分にお釣りがくるという大局観です。その後も敵飛を隠居させつつ好タイミングに自陣を整備、好調に攻め続けた永瀬九段が着地を決めるのは時間の問題かと思われました。
○苦しい時間を耐えて逆転
苦しい時間が続く後手の菅井八段ですが、こちらも粘り強い指し回しで決め手を与えません。迫りくる竜や金といった攻め駒に対し、めげずに金駒をペタペタ打ち付けたのが穴熊の終盤戦を知り尽くした百戦錬磨の勝負術でした。小競り合いが一段落した直後、攻め疲れた永瀬九段が遠巻きからの銀打ちで立て直しを図った局面で菅井八段の鋭い眼が光ります。
永瀬九段が痺れを切らして玉頭攻めに乗り出そうと8筋に桂を跳ね出した場面が本局のハイライトとなりました。一瞬の隙を見逃さずに永瀬陣の玉頭へタタキの歩を放って銀冠の崩壊を図ったのが厳しい手筋。手番を握った菅井八段は穴熊の遠さを生かしてあっという間に先手玉を寄せ切ってしまいました。終局時刻は19時55分、最後は敵玉に詰みなしと認めた永瀬九段が投了。駒柱が出現したり左辺3×5の15マスを両者の駒が埋め尽くしたりした激しい玉頭戦が印象的な逆転劇となりました。
勝った菅井八段は挑戦者決定リーグ戦績を2勝2敗、敗れた永瀬九段は3勝1敗としています。
水留啓(将棋情報局)











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