◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス プロアマ戦(16日、熊本・熊本空港CC=6595ヤード、パー72)

 昨季年間女王の佐久間朱莉(しゅり、大東建託)が、初めてディフェンディングチャンピオンとして大会を迎える。昨年はツアー初優勝をこの試合で挙げ、シーズン4勝。

年間女王に輝いた。「1年が早かったなっていうのと、初優勝したところにこうして戻って来られてうれしいなっていう気持ち」。思い出の地で連覇に挑む。

 今年もマスターズの最終日をテレビで見届けた。昨年はロリー・マキロイ(英国)の初優勝に感動し、涙が止まらなかった。佐久間も同じく初勝利で続いた。あれから1年。マキロイはタイガー・ウッズ(米国)以来24年ぶり史上4人目の連覇を達成した。「マキロイが勝ったから私も勝ちたい」。元気よく言い切った。

 プレーにも、もちろん見入った。風が上空を舞う12番パー3。

マキロイは風向きに確信を持てるまで待った後に、ピンにからむショットを放ちバーディーを奪った。「キャディーさんとの間の取り方も上手だなって思うし、緊張した場面でしっかりとピンを狙っていける(マキロイとキャメロン・ヤングの)最終組の2人をすごいなと思った」と熱く語った。

 今季は開幕戦を制し、前週は3度目の2位に食い込んだ。「良くも悪くも…という感じ。良くなりそうで、何かがまた悪くなってみたいなことの繰り返し。でも、この調子でもしっかり優勝争いができるようになりたいと思っている。そこをしっかり今週もできたら」と頼もしい。優勝なら生涯獲得賞金5億円を突破する。23歳129日での達成なら、山下美夢有(みゆう)の22歳81日に次ぐ年少2位の記録になる。

 「今の自分はあまり調子は良くないと思うけど、それでも何かきっかけをつかめるようなプレーをしたい。メンタルコントロールをうまく3日間プレーできたら」と見据えた。普段はあまり験担ぎをすることはないが、今週は一つだけこだわってみる。

熊本の名物といえば馬刺し。「去年初めて馬刺しを食べて勝てたので、今日は馬刺しを食べに行く。今日だけぜいたくしちゃう」。最高の笑顔で、数時間後のディナータイムへイメージを膨らませた。(高木 恵)

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