あなぶきデジタルサービスは4月16日、窓断熱リフォーム専門家が解説した「窓断熱リフォームの優先箇所・予算別プランニング・補助金シミュレーション」を公開した。

今回、窓断熱リフォームについて解説した専門家は、建築業界29年の経験を持つLIXILリフォームショップ窓マイスターの木内良氏(LIXILリフォームショップ木うち 店長)と、断熱リフォームの実績が豊富な一級建築士事務所代表の矢部紀貴氏(エール住研 代表取締役)。
専門家として、窓断熱リフォームの検討者の多くが抱える疑問について回答した。

夏の暑さ対策として、どこの窓から断熱リフォームするべきかという疑問については、「西側・南側」から着手するのが基本であると回答した。特に西日は夕方にかけて部屋を強烈に温めるため、放置すると冷房効率が大きく低下する。

矢部氏は、「天井のトップライト(天窓)がある家も注意が必要」と指摘した。直射日光が降り注ぐことで部屋がサウナ状態になるケースもあるため、開閉できないFIXタイプの内窓を設置して熱を遮断するだけでも体感温度はかなり変わるという。

リフォームの工法としては、既存の窓の内側に新たな窓を作る内窓設置と、既存の窓枠を残して新しい窓で覆うカバー工法がある。カバー工法は内窓設置の2倍以上の費用がかかるという。

リフォーム費用については、「予算50万円以内でも、マンションなら全室の内窓設置リフォームが可能」とのこと。戸建ては窓数が多いため、西日が入る部屋など「熱の侵入経路となっている窓」や、「日常生活で長く過ごす空間の窓」など、優先箇所に絞るのが現実的なプランとなる。

補助金のシミュレーション例についても解説した。2025年度の補助金額をもとにした試算では、一般的な掃き出し窓(幅1.3m×高1.8m)の商品代8万1,000円に対し、補助金は4万4,000円適用される。そのため、3万7,000円(補助率約54%)の自己負担でリフォームが可能になるという。


2026年も先進的窓リノベ事業は継続中だが、補助金額は年々減少傾向にあるため、早めの検討をすすめている。
編集部おすすめ