ファミリーマートは昨年より導入を進めていた新型コーヒーマシンの導入が6月2日までに全国約16,400店舗で完了すると報告。この新型コーヒーマシンは世界NO.1バリスタの粕谷哲氏が監修し、ハンドドリップで淹れたコーヒーを再現したもの。
提供可能なメニュー数は濃さが好みに応じて選べるようになり、従来の15種から45種類にまでアップデートしている。

○新型コーヒーマシン導入完了に合わせ「LLサイズ」が登場

メディア向け発表会に登壇した、同社商品本部 ファーストフーズ部長の高倉一真氏は、「新型コーヒーマシンは2020年より世界No.1バリスタの粕谷哲氏との共同開発を開始いたしました。昨年から順次設置を進めてまいりましたが、6月2日までに全国約1万6400店舗で全店設置が完了いたします」と発表した。

ひとつ前のコーヒーマシンが導入された2018年頃、コンビニのカウンターコーヒーは“利便性”がポイントで、コンビニで淹れ立てコーヒーが安く手軽に飲めることが重要視されていたという。しかし近年では「コンビニでコーヒーが飲める」ことはもう当たり前になっており、"より自分好みの味わい""自分オリジナルのカスタマイズ"など、こだわりを求めることが当たり前の時代へと変化しているという。

新型コーヒーマシンでは、業界初となる"挽き方調整グラインダ"を搭載。

「従来のマシンでは1段階のみだったところ、9段階まで細かく挽き方が設定可能になりました。これにより細かなお客様の好みに応じたメニュー展開と、そのメニューに合わせたコーヒー豆の挽き分けが可能となりました」と高倉氏が話すとおり、これまで15種類だったメニュー展開が新型コーヒーマシンでは45種類にまで拡大。同じ「ホットコーヒー」でも購入した人が"濃いめ""普通""軽め"をタッチパネルで好みに応じて選べるという。さらに年内を目処に60種類までメニュー数の拡大も予定している。

さらに、新型コーヒーマシンの全店設置に合わせ、新たにLLサイズが登場する。LLサイズはSサイズの約2.5倍量で、ファミマカフェ史上最大級のサイズだ。
LLサイズはファミマカフェユーザーからの要望、そしてLサイズが非常に売れていることから実現。近年は「デカドリンク」がトレンド入りしていることや、デスクワークや長距離移動中に少量ずつ「ちびだら飲み(時間をかけて少量ずつ飲む)」する人が増えていることも背景にあるという。

粕谷哲氏は、コーヒー業界に足を踏み入れてわずか3年で「World Brewers Cup」でアジア人初の世界王者となったトップバリスタ。新型コーヒーマシンの監修では粕谷氏のハンドドリップを再現できるよう、抽出方法にこだわったという。

新型コーヒーマシンの導入完了をきっかけに、従来のカウンターコーヒーのボリューム層である30~50代だけでなく、新たに20代の若年層も戦略的ターゲットとして強化していく方針だ。

さらに、6月2日からはコーヒーカップデザイン、シュガーやガムシロップ、持ち帰り用袋などのデザインも刷新。加えて限定グッズとなるキーホルダーとタンブラーも登場する。

○コーヒーとのおすすめペアリングは「ファミチキ」!?

粕谷哲氏によると、新型コーヒーマシンでこだわったのは「豆の個性をちゃんと表現する」こと。

「なんとなく美味しいからこういうコーヒーにしている………じゃなくて、なぜこの豆なのか・なぜそのブレンド比率なのか・この焙煎なのかまでしっかり考えて表現しています。お湯の量はもちろんですが、レシピによって豆の挽き目や抽出の工程にもかなりこだわっています」と粕谷氏は自信を見せ、「この新型コーヒーマシン自体が僕自身だと思ってもらってもいい」とまで。

コーヒーとのおすすめペアリングを聞かれた高倉氏が提案したのは……まさかの「ファミチキ」。

「コーヒーが持つ濃いめの味わいが、ファミチキを食べる時のジューシー感をより引き出してくれるし、ファミチキを食べ終わった後の口をコーヒーがスッキリさせてくれるので相性が良い」とその理由について説明すると、粕谷氏も「僕自身も試してみましたけど、確かにすごい合う。
ファミチキの油は比較的軽めなのでコーヒーともマッチしますね。さらにファミチキを美味しくさせてくれる組み合わせ」と太鼓判を押した。

続いて粕谷氏のおすすめペアリングは「クリームたっぷり! ダブルシュー」。

「『クリームたっぷり! ダブルシュー』はクリームが軽くてふわっとしてるので、軽めのアイスコーヒーとすごく完璧にフィットしていると思います」と話した。

高倉氏も、「確かにクリームの美味しさとコーヒーの軽めの良さが相乗効果で引き出されていますね」と笑顔を見せた。
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