「元気」。千葉ロッテマリーンズで今シーズンより選手会長を務める鈴木大地内野手がもっとも大事にしている言葉であり、ポリシーだ。
(c)千葉ロッテマリーンズ
「小学校の時にピッチャーをやっていて打たれて泣いていた時に親から『元気を出してやりなさい』と怒られたのをよく覚えています。
鈴木はそう言って遠い昔を振り返った。思い返せば親から「勉強をしなさい」と言われた記憶はない。野球においても「もっと頑張りなさい」、「練習をしなさい」と言われた事もない。言われ続けたのは「とにかく元気を出しなさい」という事だけだった。
「自分は特別、体も大きくもなくて肩も決して強くない。足も速くない。打撃もめちゃくちゃいいというわけではなかった。そんな自分が野球で目立てるのは元気の良さでした。
東洋大学時代の監督で恩師である高橋昭雄氏からも元気であることを高く評価してもらった。プロに入ってからも13年に就任し17年まで千葉ロッテマリーンズの監督を務めた伊東勤現中日ドラゴンズヘッドコーチからもハツラツとプレーをするスタイル、しっかりと声を出しチームを引っ張る姿を見出されキャプテンに任命された。すべては小学校時の両親の教えが原点だ。
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「プロの世界ではパフォーマンスで目立つことはもちろん大事。
昨年はサードのレギュラーとしてチームを引っ張ってきた鈴木だが今季はファイターズからブランドン・レアード内野手が1月に緊急補強されたことを受けて定位置を譲る形となってしまった。サードも守ることもあるが一塁にDH。
[文:千葉ロッテマリーンズ・広報 梶原紀章]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
梶原 紀章(かじわら・のりあき)
千葉ロッテマリーンズ広報メディア室 室長。大阪府出身。関西大学卒。99年に産経新聞社大阪本社に入社しサンケイスポーツ運動部でオリックス(99~00)、阪神を担当(01~04)。04年限りで同社を退社し05年2月より千葉ロッテマリーンズ広報に就任。11年の営業職を経て12年6月より広報部門の統括責任者として千葉ロッテマリーンズの情報発信を担っている。千葉日報、朝日新聞千葉版、文藝春秋社文春コラムなど連載コラムは多数。
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