料理に添えられる薬味として使われたり、魚の臭み取りとしても用いられることがある「しょうが」。

今回は、そんなしょうがが持つ効果・効能についてご紹介します。

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しょうがの効果効能

栄養素が少ないしょうがですが、機能性成分は豊富に含まれているそうです。

抗酸化作用がある香り成分のショウガオール、強い殺菌作用がある辛み成分ジンゲロンが、生薬として効き目を発揮するとされています。

またジンゲロンには、体を温め、血行を改善する効果があるとされています。

そのため、風邪のひきはじめや冷え性、また冷え性が原因の膀胱炎や生理痛緩和にも効果が期待されているそうです。

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しょうがの料理への活用効果

一度に多く摂取することはできませんが、薬味や煮込みなどで頻繁に使われる食材です。

肉類と組み合わせることで、肉が柔らかくなり、たんぱく質の消化を助けると言われています。

しょうがを活用した簡単レシピ

『はちみつジンジャーティー』

【材料(2杯分)】
紅茶のティーバッグ…1~2個
しょうがの薄切り…6枚
はちみつ…適宜

【作り方】
① ティーポットに、しょうがを入れ、熱湯を1と1/2カップ注ぎ、1分ほどおく。

② ティーバッグを入れて、さらに1分ほどおく。器に注いで、ポットの中のしょうがを加え、好みの分量のはちみつを入れていただく。

『スパイスミルクティー』

【材料(2~3人分)】
紅茶の葉(アッサム)…大さじ1
シナモンスティック…3~4本
しょうがの薄切り…4~5枚
牛乳…1カップ
好みで砂糖

【作り方】
① シナモンスティック1本は半分に折る。小鍋に水1/2カップ、しょうがの薄切り、折ったシナモンスティックを入れて中火にかける。

煮立ったら、紅茶の葉を加えて1~2分煮出し、茶葉が開いたら牛乳を加える。


② 鍋の縁にぷつぷつと泡がったら、茶こしを通してこしながら器に等分に注ぎ、残りのシナモンスティックを1本ずつ添える。好みで砂糖を適宜加え、シナモンスティックで混ぜながらいただく。

『しょうが入り牛そぼろ』

【材料(作りやすい分量)】
牛ひき肉…200g
玉ねぎのみじん切り…1/2個分
〈A〉
・しょうがの細切り…2かけ分
・にんにくのすりおろし…1かけ分
・酒、砂糖、しょうゆ…各大さじ2
サラダ油…大さじ1

【作り方】
フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、玉ねぎを入れて炒める。
しんなりとしたら、牛ひき肉をほぐしながら炒める。出てきた脂をペーパータオルで拭き、Aを加えて、汁けがなくなるまで炒め合わせる。

『ほうれん草と卵のジンジャースープ』

【材料(2人分)】
ほうれん草(小)…1/2把(100g)
ベーコン…2枚(40g)
卵…1個
しょうがのすりおろし…小さじ2
洋風スープの素(顆粒)…6g
片栗粉…小さじ2
塩…少々

【作り方】
① ほうれん草は根元をよく洗い、長さ3cmに切る。

ベーコンは幅1cmに切る。

小さめの器に卵を割りほぐす。小さめの器に片栗粉小さじ2と水大さじ2を混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を作る。

② 鍋に水2と1/2カップ、洋風スープの素、ベーコンを入れて強火にかけ、煮立ったらほうれん草を加える。ほうれん草がしんなりとしたらしょうがを加え、味をみて塩少々をふる。

③ 水溶き片栗粉をもう一度混ぜてから加えて混ぜ、とろみをつける。


④ 再び煮立ったら溶き卵を回し入れ、すぐに火を止めて器に盛る。

 しょうがを料理や飲み物に活用して、しょうがの健康効果が得られるといいですね。

(参考文献)
・吉田企世子、松田早苗(著者)「からだにおいしい あたらしい栄養学」、高橋書店、2016年3月26日
・『はちみつジンジャーティー』、オレンジページnet
・『スパイスミルクティー』、オレンジページnet
・『しょうが入り牛そぼろ』、オレンジページnet
・『ほうれん草と卵のジンジャースープ』、オレンジページnet

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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