「ちょっと先の目標」を定め、それをクリアしていくことが大きな目標の達成につながると須田は言う。(C)NAGOYAD

 国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」のクライマックスシリーズで、惜しくも準々決勝敗退に終わった名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。チームを牽引した須田侑太郎が、目標設定の仕方、モチベーションの保ち方、上げ方を『CoCoKARAnext』のYouTubeチャンネルで語った。

【動画】『トップアスリートのメンタル』名古屋ダイヤモンドドルフィンズ須田侑太郎の「目標設定」と「モチベーションの維持」

遠い目標は作らない

 目標設定の仕方についての質問に須田は「ちょっと先の目標、例えばオフのシーズンのときに、今シーズンはこういうプレーができるようになりたいなとか、昨シーズンの反省を生かしてこういうことができなくちゃいけないな、とかそういう少し先の1年単位で目標設定をしていくっていうやり方をずっとしている」と話した。大きすぎる目標を立てていく方法だと現実味がないように感じるという。

 また、自身を神経質だと分析する須田は、数字の目標を設定するとプレッシャーになってしまうと話した。

「あまり具体的なところは決めずに、本当にこういうのをうまくなろうっていうのでやっていたい。それが結果的に付いてくるというパターンが、今まで一番多いのでそういう形をとっている」

プライベートの時間がモチベーションを上げる!

 モチベーションを上げるのは須田も苦労する部分であるという。そんな中でも気持ちの高めかたとして、仕事とプライベートの時間を完全に分けるという方法をとっている。

「昔は休みでもずっとバスケのことを突き詰めてやったんですけど、ある時からそれが苦しくなってきてしまって」と話す須田。仕事とプライベートを分けることで良い循環が生まれたという。須田はプライベートではバスケットボールから離れ、自然に触れたり、趣味の写真撮影や神社・お寺巡りをしている。リフレッシュすることでスイッチの切り替えがうまくいき、モチベーションを保つことができると語った。

 また須田はモチベーションを上げるもう1つの方法として、自分の気持ちを書き出すノートを作ることを挙げた。

「バスケットに限らず、日常生活で感じたことを寝る前にバーッと書いたりとか。意外とノートに書き出すとちょっともやもやがすっきりしたりとか、こうやってがんばらないといけないよねとか、自分でモチベーションが上がってくるツールの1つとして使っている」

 他にも動画内ではこれまで影響を受けた選手やファンクラブやグッズ販売など新しい活動についても話している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]