先のイングランド代表戦でも貴重な決勝弾を決めた三笘(C)Getty Images

 北中米ワールドカップ(W杯)で、森保ジャパンは、日本代表史上初となるベスト8越えを果たせるか――。開幕が目前となり、緊張感がにわかに高まってきている。

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 去る5月15日、森保一監督によって読み上げられた正式メンバー26人の顔ぶれは大半が、いわゆる「海外組」となった。だが、今月9日のウォルバーハンプトン戦で左ハムストリングを損傷した三笘薫(ブライトン)が無念の離脱したほか、南野拓実(モナコ)も故障からの回復が間に合わずに選外。小さくない不安材料が残る形となった。また、選出されたメンバーを見ても、遠藤航(リバプール)や冨安健洋(アヤックス)が戦線復帰したばかりで、試合感覚の“懸念”は否めない。

 当然ながら圧倒的な個人技でもって日本の鋭いカウンターアタックのトリガーとなってきた三笘の離脱は、W杯のグループステージで対峙するライバル国にとっては、ある種の吉報。“ウイークポイント”になりえるという見方は日に日に強まっている。

 グループ第3戦で対峙するスウェーデンの専門メディア『Fotbollskanalen』は、「この夏、日本にとってカオル・ミトマの不在はどれほど痛手となるだろうか」と指摘。やはり29歳のドリブラーが欠場となる“現実”にクローズアップした。

「ミトマは間違いなくスウェーデンにとっても脅威となった。卓越した能力を備えていたミトマが欠場することで、日本の中盤からはかなりの創造性が失われることになる」

 さらに同メディアは、リバプールで2026年に入ってから公式戦の出場機会が、わずか127分(3試合)しかなかった遠藤のコンディションにも懸念を示す。

「ワタル・エンドウは、2月に足首を負傷して以来、ワールドカップに間に合うよう時間との戦いを続けてきた。日本代表も春先からリハビリトレーニングを監視するため、専属の医師をリバプールに派遣するなど綿密なフォローを続けてきたが、そのサポートは実を結ぶだろうか。

すでに実戦の場には復帰しているが、32歳のベテランが100%のコンディションに戻らなければ、日本代表にとって大きな痛手となるだろう。今の日本にエンドウに匹敵するクオリティ、そして経験を持つ選手はいない」

 今回のメンバー選考に際して「これまでの活動を通して、そしてコーチ陣と何度も議論した」と明かしている森保監督は、こう語っていた。

「チームコンセプトである『誰が出ても勝つ、誰が出ても機能する』というところで、チームの総合力で戦っていくことはこれまでもやっている。その時のメンバー編成がベストだということで、今選んだ選手がベストな選手だと思っている。これまで同様、誰かが欠けた部分は総合力で勝っていくことを、このW杯でも、結果でもってみなさんに見ていただければと思っている」

 果たして、いくつかの不安材料を抱えるチームは、どう機能するのか。指揮官の標榜する「凡事徹底」をイレブンが出来なければ、苦戦を強いられそうだが……。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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