時折見せる鋭い攻撃は、迫力があったオランダ。しかし、その精度はどうにも欠けていた(C)Getty Images

 本大会の幕開けを前に、精鋭軍団の緊張感が高まっている。

 現地時間6月3日、オランダ代表は国内でアルジェリア代表と親善試合で対戦。ポゼッションで試合を優位に進めながら、枠内シュート6本と決め手を欠き、86分に失点を喫して0-1と接戦を落とした。

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 FIFAランキング28位で、格下と見られていたアルジェリア(オランダは同7位)に本拠地で失態を演じたオランダ。この試合では、コディ・ガクポ(リバプール)やジャスティン・クライファート(ボーンマス)、ドニエル・マレン(ローマ)ら欧州トップリーグでプレーするタレントに加え、同代表最高得点記録(55)を保持するメンフィス・デパイ(コリンチャンス)を起用したが、多くの決定機は生み出せず。最後の最後まで相手の堅牢をこじ開けられなかった。

 4月のエクアドル戦(1-1)に続いて、拙攻が響く形で勝てなかった。現地時間6月9日にはウズベキスタンとの大会前ラストマッチを予定しているが、チームを取り巻く雰囲気はどこか重い。

 オランダの日刊紙『Telegraaf』は、このアルジェリア戦の内容について「開始15分で4-1ぐらいの大差になっても不思議ではなかった。しかし、それはオランダの素晴らしいプレーによるものではなく、主に相手が犯した多くのミスによるものだった」と分析。さらに「彼らは恥ずかしさに顔を赤らめながら、アメリカ行きの飛行機に乗り込むことになった。強いて良かった点を挙げるとすれば、怪我人が出なかったことだろう」とも皮肉った。

 また、「これは世界の終わりではない。

だが、国内最後の試合で負けるのは気持ちの良いものではない。まるで二日酔いのような心地だ」と代表チームに抱く歯がゆさを記したサッカー専門メディア『VP』は、元オランダ代表FWであるピエール・ファン・ホーイドンク氏の辛辣な評価を紹介している。

「相手選手に対する適切な対応できていない。それは準備不分か、あるいは適切な対応の仕方が分かっていないか、だ。今日は後半に著しくパフォーマンスが低下した。ハーフタイムに5人も新たな選手を投入したことに問題があるんだと思うが、オランダ代表として、レベルが下がったのは明らかだ。私としてはワールドカップを念頭に置きながら、謙虚さを忘れないでほしい。このまま調子が良くなく、改善がされないなら、日本戦からどんな相手にも負ける可能性があると思った方が良い」

 日本との大会初戦まで残り約1週間。智将ロナルド・クーマンが率いるオランダは、どこまでコンディションを高められるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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