女優の清野菜名と俳優の松坂桃李がダブル主演する映画『耳をすませば』より、イタリアでチェロ奏者として日々鍛錬に励む聖司(松坂)の姿を捉えた場面写真が、松坂のコメントと共に解禁された。
【写真】松坂桃李演じる10年後 『耳をすませば』聖司らしさあふれる場面写真
1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。
今回解禁になったのは、松坂演じる大人になった天沢聖司がチェロを演奏している場面写真。中学生時代に出会った雫と、離れ離れになってもお互いに夢を追いかけ、必ずまた会おうと約束した聖司。その後イタリアに渡って10年、変わらずチェロ奏者として夢に向かってひたむきに励む姿が収められている。イタリアでカルテットを組み、まっすぐかつ真剣にチェロと向き合う眼差しと、理想の演奏を追い求めるあまり音楽を楽しむ気持ちを忘れてしまった聖司の苦悩を覗かせる表情が印象的だ。
チェロの演奏が作品の”肝”でもあると感じていたという松坂は「重要なところを担っているので、必死にやらせていただきました」と撮影を回顧。「10年後の姿になっても、情熱があるがゆえの行き詰まり、まっすぐさみたいなものは残しておこうと思いました。そこが聖司らしさというか、雫に対しての想い、誠実さにも繋がると思うので」と役作りについて語った。
大人になってもひたむきに夢を追いかけ続ける、聖司らしさ満載の佇まい。決して順風満帆ではなく、もどかしさを感じながら日々を過ごす聖司がどのような物語を紡ぐのか、期待が高まる。
映画『耳をすませば』は、10月14日より全国公開。