黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)の最終週「やんばる!ちむどんどん!」(第122回)が27日に放送され、俳優の草刈正雄が登場。優子(仲間由紀恵)に号泣謝罪する大里五郎役を熱演すると、ネット上には「朝から号泣」「ほんといいお芝居」などの反響が巻き起こった。



【写真】明日の『ちむどんどん』場面カット 手を取り合う暢子(黒島結菜)や姉妹たち

 ある日の夕方。比嘉家に沖縄出身の大里五郎(草刈)が優子を訪ねてやってくる。五郎は、優子の姉・時恵が使っていたジーファー(沖縄のかんざし)を差し出す。そして五郎は、そこからさかのぼること40年前の沖縄戦のさなかに、時恵の最期を看取ったことを告げる。

 機銃掃射でひどく負傷した時恵は焼け残った小屋に身を隠していたそうで、当時幼かった五郎に“自分はもう食べられないから”と小さなおにぎりをくれたとのこと。

 五郎は時恵が亡くなる寸前に“優子に渡してほしい”と託されたジーファーを渡しにやってきたのだ。
ジーファーを渡された優子は、涙を流しながら「ありがとうございます」と頭を下げつつ「姉はどんな最期でしたか?」と聞く。

 すると五郎は、時恵が亡くなる前に水を欲しがったものの、自分たちの飲水を確保するために分け与えることができなかったと告白。五郎は身体を震わせて泣きながら、声を絞り出すように「本当に申し訳ありませんでした…」と頭を深々と下げるのだった。

 沖縄戦の悲惨さを物語る五郎と時恵のエピソードに、ネット上には「こんなん泣くわ」「朝から号泣」「涙が止まらない」といった声が続出。さらに吾郎役で登場した草刈の涙の熱演にも「草刈さん劇場。圧巻」「全部持って行くんだもん、すごいよ草刈さん」「草刈さん、ほんといいお芝居するよなぁ」などのコメントが相次いだ。