俳優の賀来賢人と女優の浜辺美波が主人公2人の声を務めるアニメ映画『金の国 水の国』の公開日が、2023年1月27日に決定。併せて追加キャストとして、神谷浩史沢城みゆき、戸田恵子、木村昴らが出演することも発表された。



【写真】『金の国 水の国』追加キャスト陣

 本作は、岩本ナオによる同名漫画をアニメ化。商業国家で水以外なんでも手に入る<金の国>アルハミトの、誰からも相手にされないおっとり王女サーラ(声:浜辺)。豊かな水と緑に恵まれる<水の国>バイカリの、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤル(声:賀来)。2人は100年断絶している敵国同士の身でありながら、ひょんなことから“偽りの夫婦”を演じるうち、恋に落ちてしまう。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来をも変えていくことに…。

 監督は、『ちはやふる』『俺物語!!』で頭角を現し、アニメファンの心をつかみ、みずみずしい感性と勢いで作品をけん引する渡邉こと乃。脚本は『HUGっと!プリキュア』のシリーズ構成を手掛け、ドラマ『コウノドリ』『マッサン』も担当した坪田文。アニメーション制作は、『サマーウォーズ』や『時をかける少女』などで知られるアニメーション制作会社マッドハウスが手掛ける。

 今回、賀来と浜辺の脇を固める豪華声優陣が明らかに。<金の国>で左大臣を務め、お飾りの大臣と自称するが、国の真実に気づく冷静さを持ち合わせるサラディーン役に神谷浩史。レオポルディーネに仕えながら、<金の国>と<水の国>の未来のため暗躍する、原作ファンの間でも人気が高いライララ役に沢城みゆき。強面の見た目ながら<金の国>の学者で、ナランバヤルの立場を理解して協力するジャウハラ役に木村昴。
<金の国>の第一王女であり、サーラに<水の国>の夫を連れてくるよう命じて二国の思惑に探りを入れるレオポルディーネ役には戸田恵子。

 そのほか、<金の国>で右大臣を務めるピリパッパ役を茶風林、<水の国>の族長を務めるオドゥニ役をてらそままさき、<金の国>の国王ラスタバン3世役を銀河万丈が担当する。

 サラディーン役の神谷は、主人公を演じる賀来と浜辺について「主人公たちのことが好きになり応援したくなる、そんな声の魔法をかけてくれています」と2人の表現力に太鼓判。ライララ役の沢城は「原作を読み進めても、女なのか男なのか敵なのか味方なのかずっと分からない…! わぁなんて魅力的なキャラクターなのだろう」と自身の役柄に魅了されたことを明かし、「それぞれの命が呼応していくラストシーンは今思い返してもぐっときてしまいます」と語っている。

 ジャウハラ役の木村は「ほわっきゅんほわっヒヤッほわっきゅーんなお話になっておりますので、ほわっきゅんが足りてないなと感じていらっしゃる方には、ぜひ観ていただきたいなと思います」。レオポルディーネ役の戸田は「国境を越えて様々な両国の思惑に巻き込まれながらも恋に落ちる!胸がキュンとします」と、それぞれ作品の魅力をアピールしている。

 アニメ映画『金の国 水の国』は、2023年1月27日より全国公開。

 追加キャストコメント全文は以下の通り。

<追加キャストコメント全文>

■神谷浩史(サラディーン役)

見た目って印象を決定するのに大きな役割を果たしたりするものです。そう言った意味ではこの物語の主人公たちは少し損をしてしまうタイプかもしれません。そんな彼らと真逆の魅力を持っている賀来さんと浜辺さんは、今回はそのアドバンテージを封印することになりますが…二人とも、主人公たちのことが好きになり応援したくなる、そんな声の魔法をかけてくれています。

優れた原作、優秀なスタッフ、そして魅力的なキャストの中に自分の名前があることを幸せに感じます。
ちなみに僕が声を担当したサラディーンは見た目で得をするタイプの役です!

■沢城みゆき(ライララ役)

ライララ役で参加させていただきました、沢城みゆきです。…1人だけ一筆書きで描けそう!と言う初見から始まり、原作を読み進めても、女なのか男なのか敵なのか味方なのかずっと分からない…!わぁなんて魅力的なキャラクターなのだろうと思いました。私の声で喋り始めても魅力を損ねないように、そして何より…ライララがあのマント?洋服?の中に内包している想いが肉声に滲むように心がけました。

それぞれの命が呼応していくラストシーンは今思い返してもぐっときてしまいます。

■木村昴(ジャウハラ役)

健気で前向きで一生懸命なサーラと、お調子者のように見えてひたむきなナランバヤルの、心あたたまるお話です。ほわっきゅんほわっヒヤッほわっきゅーんなお話になっておりますので、ほわっきゅんが足りてないなと感じていらっしゃる方には、ぜひ観ていただきたいなと思います。

僕が演じるジャウハラのえっあっやっぱりそっち?!というカッコいいシーンもありますので、是非劇場にてご覧ください!

■戸田恵子(レオポルディーネ役)

公開される日を楽しみにしておりました。収録は個別でしたが、ナランバヤル役の賀来賢人さん、サーラ役の浜辺美波さん、ぴったりのキャスティングだと思いました。

国境を越えて様々な両国の思惑に巻き込まれながらも恋に落ちる!胸がキュンとします。異国情緒あふれる風景や音楽も素敵です。お楽しみに。

■茶風林(ピリパッパ役)

ピリパッパの声を担当しました茶風林です。
腹黒祈祷師ピリパッパはとても楽しく演じさせていただきました。私は腹黒ですが物語はとても素敵!感動しちゃいます。あんな姫、王子に憧れますなぁ。さぁ感動の物語の幕開けです、ご期待くださいね♪

■てらそままさき(オドゥニ役)

オドゥニ・オルドゥ役のてらそままさきです。一見優しげな女性言葉を使いながらも、嫌味なバイカリの族長オドゥニ・オルドゥ。一癖も二癖もあるキャラクターですが、物語の良いアクセントになるように心がけて演じました。皆さま是非お楽しみください。

■銀河万丈(ラスタバン3世役)

この作品を観終わって、ジーンと心に残るのは、優しい優しい気持ちです。そして、心が少し(とっても?)キレイになったかな、とおもうはずです。世界で起こっているバカバカしい諍いに思いが至り、登場人物の全員とハグしたり、隣の誰かさんと、そっと手を繋ぎたくなってしまうはずです。素敵な作品に出会えて、シアワセなラスタバン3世でした。

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