風間俊介が主演するドラマ『横山秀夫サスペンス ペルソナの微笑』が、テレビ東京系にて1月23日20時より放送されることが決まった。

【写真】松重豊らが続投 須賀健太らがゲスト出演 ドラマ『横山秀夫サスペンス ペルソナの微笑』キャスト陣

 原作は横山秀夫の連作短編集『第三の時効』所収の同名小説。

山梨県警本部を舞台に、“最強の捜査集団”とうたわれる強行犯捜査係が事件の真相に迫る本格警察ドラマだ。これまでに、2020年10月26日『沈黙のアリバイ』(主演・仲村トオル)、同年11月9日『モノクロームの反転』(主演・岸谷五朗)、2021年11月29日『第三の時効』(主演・松重豊)が放送されたが、本作は『第三の時効』所収作品ドラマ第4弾となる。

 主演の風間は、周囲には明るく振る舞う一方、幼い頃に巻き込まれた事件のトラウマで心から笑えなくなってしまった、心に闇を抱える強行犯捜査係一班の若手刑事・矢代勲を演じる。

 また強行犯捜査係の面々を演じるキャストの続投も決定。強行犯捜査係で一番の検挙率を誇る一班の班長で、笑顔を一切見せない“笑わない男・青鬼”こと朽木泰正役を仲村トオル、二班の班長で公安畑出身の“冷血の楠見”こと楠見昌平役を松重豊、本能と直感が武器の“ひらめきの村瀬”こと村瀬恭一役を岸谷五朗、そんなくせ者ぞろいな班を率いる捜査第一課長・田畑昭信役を平田満が引き続き演じる。

 さらに本作を彩るゲストも一挙解禁。物語の鍵となるのは、犯人が被害者の幼い息子をそそのかして酒に青酸カリを混入させた16年前の未解決殺人事件。そんな悲しき事件に巻き込まれた息子・阿部勇樹役に須賀健太、勇樹の母・阿部光子役に戸田菜穂を迎える。

 風間は“笑い顔の刑事”という役どころについて「人間すべての人たちが生きてきて、良いこともあれば悪いこともあるという中で、笑顔で過ごしている人も、その笑顔の裏に“悲しみ”というのが人生絶対にあると思います。その“悲しみ”がとても強かったからこそ、“笑い”という逆の方に動いたキャラクターなんだと思うと、すごい魅力的なキャラクターだなと思います」とコメント。

 仲村は「見どころは矢代。風間君にも言ったのですが、役者として『凄く面白い役』です。
そして矢代のような過去と現在をもつ人間を演じる役者として風間君は最適だと思います。矢代のあの台詞を風間君がどう語るのか、あのシーンをどう演じるのか、共演者としても凄く楽しみにしています」としている。

 月曜プレミア8『横山秀夫サスペンス ペルソナの微笑』は、テレビ東京系にて1月23日20時放送。

 風間、仲村のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■風間俊介(矢代勲役)

――今回、横山秀夫サスペンスシリーズ第4弾となりますが、ドラマ主演のお話を聞いた時のお気持ちをお聞かせ下さい。

 今までの、錚々たる主役たち・班長たちの“クセモノっぷり”というのは凄い存在感なので、そこに肩を並ばせていただくということで身が引き締まる思いです。

――“笑わない班長”と対称的に“笑い顔の刑事”という役どころですが、役の印象はいかがですか?

 人間すべての人たちが生きてきて、良いこともあれば悪いこともあるという中で、笑顔で過ごしている人も、その笑顔の裏に“悲しみ”というのが人生絶対にあると思います。その“悲しみ”がとても強かったからこそ、“笑い”という逆の方に動いたキャラクターなんだと思うと、すごい魅力的なキャラクターだなと思います。

 班長とは、対称的ではありつつ、ある種シンパシーみたいなものもきっとあるんだと思います。全てのキャラクターたちが、形や手段は違えど根底に流れているものは一貫しているのかなと思うと、“笑わない班長”と“笑い顔の刑事”ではありつつも不思議と「ここは同じなんだ」という、合わさる瞬間みたいなものも楽しいだろうなと思っています。

――現場でのエピソード等ございましたら、お聞かせください。

 凄い人たちとの“総当たり戦”だなと思っています。
存在感と覇気が凄すぎました。撮影していて、ありがたいことに凄い方々と一緒に仕事しているなと思い、もまれながらやっています。

――ドラマを楽しみにしている視聴者へ、見どころやメッセージをお願いいたします。

 このシリーズで今回僕は初参加させていただきましたが、今作からでも十分楽しめるし、今作を見ると、初めての方は今までの作品も見たくなるんじゃないかと思うくらい、本当にキャラクターの魅力というものに溢れている作品だと思います。

 もちろん事件も気になる部分があり、ミステリーが好きな人たち、人間の機微が美しい作品が好きなドラマファンたちに喜んでもらえる作品だと思いますので、まだ撮影中ですが、しっかりやっていけたらなと思っています。

■仲村トオル(朽木泰正役)

――今回、横山秀夫サスペンスシリーズ第4弾となりました。“笑わない男・青鬼”朽木泰正を再度演じるにあたってのお気持ちはいかがですか?

 約2年前に初めて朽木を演じた時は、緊急事態宣言の自粛期間があけたばかりで状況的にも日程的にも精神的にも厳しい日々でしたが、その分、この役が自分の中に深く刻まれていたことに、今回の現場に入ってから気づきました。

――現場でのエピソード等ございましたら、お聞かせください。

 風間君から24年前に同じ作品に出演していたと言われて瞬間的に思い出した“眠れる森“で遊んでいた少年・風間俊介は、自分でも驚くほどかなり鮮明な記憶でした。とても好きなシーンだったからだと思います。

――ドラマを楽しみにしている視聴者へ、見どころやメッセージをお願いいたします。

 見どころは矢代。
風間君にも言ったのですが、役者として「凄く面白い役」です。そして矢代のような過去と現在をもつ人間を演じる役者として風間君は最適だと思います。矢代のあの台詞を風間君がどう語るのか、あのシーンをどう演じるのか、共演者としても凄く楽しみにしています。

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