高畑充希と田中圭がダブル主演する4月18日スタートのドラマ『unknown(アンノウン)』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)の追加キャストとして、町田啓太、麻生久美子、吉田鋼太郎の出演が発表された。

【写真】高畑充希×田中圭、初共演でW主演! 秘密を抱えた男女の愛を描くドラマ『unknown』4月期放送

 本作は、2人の深い愛を描くラブストーリーに予測不能な連続殺人事件が絡み合う壮大なラブ・サスペンス。

ドラマ『おっさんずラブ』チームの制作陣が集結し、新境地に挑む。

 誰にも言えない秘密を抱えて生きる週刊誌のエース記者で、その正体は吸血鬼という闇原こころ(高畑)と、交番勤務の熱き警察官ながら、想像を絶する秘密を抱える朝田虎松(田中)。結婚を意識し始めたものの、秘密を打ち明ける勇気が出ず一歩前に踏み出せない2人。そんな中、こころは隠し事をしたまま結婚するわけにはいかないと悩みぬいたあげく、ついに虎松に自分の秘密を打ち明ける決心をする。「秘密を知っても、彼は私を愛してくれるだろうか」という不安にさいなまれながら…。そんなある日、2人が暮らす平和な町では、“遺体から血を抜く”という猟奇的な連続殺人事件が発生、こころと虎松はその惨劇に巻き込まれてゆく…。


 愛を誓い合ったはずのこころと虎松の関係を引き裂き、三角関係がぼっ発? 恋の強力ライバルともいえる加賀美圭介を演じるのは町田啓太。ダブル主演&初共演の高畑&田中のみならず、町田も高畑と初共演となる。そんな本作で、町田は高畑演じるこころを巡り、田中と恋の火花を散らすことに…?

 また、こころの両親で、ラブラブすぎる“吸血鬼”夫婦を、麻生久美子と吉田鋼太郎が演じる。麻生と吉田も本作が初共演。

 麻生が演じるのは、こころの母・闇原伊織。話題作でさまざまなキャラクターを演じてきた麻生が、国民的キャスターにして、キュートでポップな吸血鬼ママを体現する。


 一方、『おっさんずラブ』でも田中と共演した吉田が演じるのは、クラシックスタイル(?)な吸血鬼であり、ナイトドクターとしても活躍するこころの父・闇原海造。マントを着こなし棺おけに眠っちゃう、“奥さん大好き、娘大好き”な濃すぎる吸血鬼パパに吉田が息を吹き込む。

 本作では、秘密を抱えながら愛し合う2人のラブストーリーを主軸に物語が展開していく。お互い誰にも言えない秘密を抱えているため、なかなか結婚に踏み切れない…そんなもどかしい2人の関係を脅かす存在となるのが、町田演じる加賀美だ。

 加賀美は「週刊熱波」のカメラマンで、記者・こころの心強い相棒。夜な夜な執念の張り込みに精を出し、2人でスクープを連発している。
いつもぼんやりしているけれど、どうにも色気がダダ漏れ…だけど天然ボケ、お酒も弱いし、やたらコロッケばっかり食べている、つかみどころのない男。こころと2人きりでいることが多く、恋のお悩みを聞いてあげたり、街で巻き起こるむごたらしい事件から寡黙にこころを守ったりと、全力で優しい姿を見せながらも、やたらと距離が近い。何やらこころに友だち以上の感情をもっているようで…?

 さらに、互いの秘密に揺れながらも愛し合うこころと虎松だが、こころを溺愛する父・海造は、虎松との結婚には断固反対。はたして、虎松はこころや彼女の両親の秘密を知っても、すべてを受け入れ、愛し続けることができるのか?

 ドラマ『unknown(アンノウン)』は、テレビ朝日系にて4月18日より毎週火曜21時放送。

 町田、麻生、吉田のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■町田啓太(加賀美圭介役)

――本作に出演が決まった際のお気持ちは?

 「斬新だなぁ!」と思いました。
そして内容を知れば知るほど、ラブストーリー、サスペンス、コメディー、ファンタジー…と全部入りで、もんじゃ焼きみたいだな、と思いました(笑)。本当に想像も及ばない物語となっているので、どんなドラマが出来上がるのか、僕もすごく楽しみです。

――すでに台本が全話完成しているとうかがいました。お読みになった感想は?

 台本を全部いただいてから撮影に入る作品はあまりないので、本当にありがたいです。オリジナルな世界観で、いろんな要素が含まれているので、ジャンルが絞られすぎず、展開も本当に読めないんです。きっとドラマを見てくださる方も、次の週がすごく気になると思います。


――加賀美圭介はどんな人物だと思いますか? またどんな風に演じようと思っていますか?

 加賀美は何も考えていなさそうな感じもしますし、何かを抱えていそうな雰囲気もありますが…どうなんでしょう?(笑) そのあたりもいろんな想像を働かせながら見ていただきたいです! 本当に加賀美は、つかみどころがない人物なんです。だから、彼の本心や内面はどんな感じなんだろうって、考えながら見ていただけるように演じられたらいいな、と思っています。普段はバックボーンなどを掘り下げてキャラクターをつかんでいくことが多いですが、今回は本当につかめない! だから、むしろ“加賀美に引っ張っていってもらおう”という気持ちで、柔軟にやっていきたいですね。

――仕事の相棒役の高畑充希さん、恋のライバルになりそうな田中圭さんの印象は?

 コミカルなお芝居も印象的ですし、繊細な人間模様を描いた作品に出られている時もすごく素敵で、本当に多才なお二人ですよね。ガッツリと共演させていただけるのは初めてなので、とても嬉しいです。今回、お二人とどんなお芝居をすることができるのか楽しみでなりません。


――これからクランクインを迎えるにあたって、現場で楽しみにしていることを教えてください。

 いろんな要素がある中で、コメディーの部分が強烈なので、「このシーンを実際に吉田鋼太郎さんが演じられたらまずいな…笑っちゃうだろうな」と(笑)。キャストの皆さん、個性的な方ばかりですし、何が起こるのか本当にわからないので、それも含めてびっくり箱みたいだな、と思っています。これから現場に行くたびにびっくり箱を開ける日々が続くんだと思うと、楽しみで仕方ないです。

――誰にも言えない“unknownな”秘密はありますか?

 プロテイン! オリジナルプロテインを作っています。作り方は…ごめんなさい、秘密です(笑)。

――世の中に存在しないと言われる、ファンタジーな生き物をどこまで信じますか?

 もしかしたらそういうこともあるのかな、と思います。友だちに「実は吸血鬼なんだ」と言われたら、「へー、そうなんだ」で終わるかもしれないですが(笑)、相手との関係性にもよりますね。でも、まずは一旦日にちを確認します。そして「今日はエイプリルフールではないですが、本当でしょうか?」と聞いて、説明してもらいますね(笑)。受け入れる態勢はある方だと思います。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 見てくださる方それぞれで見どころが違ってくる作品だと思います。「これはどういうこと!?」と考えながら見ていただいて、皆さんそれぞれ答え合わせをしていただけたらうれしいですね。コメディーの部分に腹を抱えて笑って、「楽しかった」と感じる方や、「素敵なラブストーリーだな」と思う方、サスペンスの謎解きを楽しむ方など…いろんな見方ができると思うんですよ。この作品はすごくバランスがいいんです!

 そういった意味でも幅広い方に楽しんでもらえるドラマだと思います。僕もそんな作品にできるよう、思いきり頑張ります。

■麻生久美子(闇原伊織役)

――本作に出演が決まった際のお気持ちは?

 最初に吸血鬼が出てくるドラマと聞いたので、プロデューサーの貴島さんは相変わらず面白い企画を考える方だなと思いました。貴島さんとは『あのときキスしておけば』でご一緒させていただき、とても信頼している方ですので、今回も身を委ねたいと思いました。

――すでに台本が全話完成しているとうかがいました。お読みになった感想は?

 衣装合わせのときに、貴島さんが「愛の話」だとおっしゃってて。すべてのキャラクターが可愛らしいですし、台詞にも愛を感じるやりとりが多かったので、とても心地よく、台本を読ませてもらいました。ラブストーリーとコメディー要素、そしてサスペンスがいいバランスを保っていて、本当に素敵な本だと思います。

――闇原伊織はどんな人物だと思いますか? またどんな風に演じようと思っていますか?

 伊織と海造さんの夫婦はまさに”愛の人”ですね。伊織さんは可愛らしい人物なので、その部分を押し出しつつも、キャスターの時はキリッとさせて、そのギャップを演じるのが今から楽しみです。

――娘役の高畑充希さん、娘の恋人役の田中圭さんの印象をお聞かせください。

 高畑さんの作品を見せていただいていて、かわいいなぁ…いつかご一緒させていただきたいなぁと思っていました。演技はもちろん、歌もお上手で多才ですよね。私は芸能界にお友だちが少ないので、仲良くなれたら嬉しいです。

 田中さんも、以前に共演はしたことはあるのですが、ちゃんとお芝居させていただくのは今回が初めてです。『おっさんずラブ』を見た時に、「こんなお芝居もされるんだ」と驚きました。今回ご一緒させていただけるのが楽しみです。

――夫役の吉田鋼太郎さんの印象もお聞かせください。

 私、吉田さんの存在感がとても素敵だなぁとずっと思っていまして。今回、一番緊張するかもしれません…。以前、プライベートで偶然お会いしたことがあって、ご挨拶させていただいたんですけど、緊張しました。イメージのままといいますか、豪快で優しくて、チャーミングな方。撮影現場でお会いするのが本当に楽しみです。吉田さんと一緒にかわいい夫婦にしていけたらいいなと思っています。

――これからクランクインを迎えるにあたって、現場で楽しみにしていることを教えてください。

 台本を読むと、セリフの掛け合いが多いので、うまく噛み合った時はとても面白くなるんだろうなという期待感があります。緊張していますが、今はとにかく皆さんと一緒にお芝居できることが楽しみです。

――誰にも言えない“unknownな”秘密はありますか?

 それはもちろんあります! 誰にも言えないことだから、それは言えません(笑)。でも、秘密はずっと秘密のままの方がいいと思っています。

――世の中に存在しないと言われる、ファンタジーな生き物をどこまで信じますか?

 カッパはいるんじゃないかな、と思ったことがありますが、吸血鬼はいるとは思ってません(笑)。でも、宇宙人はいると思うし…そういう風に考えると、吸血鬼がいてもおかしくないのか、とも思えてきて、、、。友だちに「私、吸血鬼なんだ」って、本気で告白されたら信じてしまうかもしれません。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 ラブストーリーの軸以外にサスペンス要素もあるドラマなので、事件の謎解きといいますか、この先どうなっていくんだろうという面白さがベースにあると思います。でも、そこにコメディー要素も入るので、1週間に一度のお楽しみだったり、息抜きになるような、そういう存在のドラマになればと思っています。とにかく面白い作品になると思いますので、是非見ていただきたいです! 私も頑張ります。

■吉田鋼太郎(闇原海造役)

――本作に出演が決まった際のお気持ちは?

 貴島プロデューサーの作品で、田中圭くんがいて、監督が瑠東(東一郎)と、『おっさんずラブ』チームなので、またあのチームで面白いものができるのではないかとワクワクしました。ただ、ドラマで吸血鬼って、どこまで弾けていいものなのか、その弾け方が視聴者の方に受け入れられるのか…というのが、ちょっと未知数ではありますけど(笑)。でも、なにせすごい方ばかりですし、僕は特に、(高畑)充希も含め、気心が知れたメンバーが多いので、より一層面白いものにしていきたいな、と思いました。

――すでに台本が全話完成しているとうかがいました。お読みになった感想は?

 読み始めるとこれからどうなっていくのかな、と気になる作品でしたし、とても多彩な顔ぶれで、主張が強いといいますか、キャラの濃い方がたくさん出てきますので、どのシーンをとっても見どころが多いんじゃないかな、と思いました。かなり濃いドラマになると思います(笑)。

――闇原海造はどんな人物だと思いますか? またどんな風に演じようと思っていますか?

 僕が子どもの頃を思い起こすと、ピーター・カッシングさんという吸血鬼役で知られる役者さんがいらっしゃいまして、吸血鬼というと彼のイメージがあるんですよ。髪をオールバックにして…って、僕の剃り込みもその髪型にはちょうどいいと思うんですけど(笑)、今回はきっとそういう役作りじゃないんですよね。どうせやるなら吸血鬼っぽくやりたいという気持ちも少しあるんですが、今回は姿形も普通の人と変わらないし、言動や生活も完全に普通の人というギャップが面白いと思います。

――娘役の高畑充希さんの印象をお聞かせください。

 充希はすごく達者なんですよ。『東京センチメンタル』(2014年ほか)というドラマで、長い期間がっつり一緒にやっていたので、気心も知れていますし、彼女がいかに芝居がうまいか、いかに根性があるかということもよく知っています。ずっとまた共演したいと思っていたので、ものすごくうれしいです。

――“おっさんずラブチーム”の一員でもある田中圭さんの印象をお聞かせください。

 この間、久々に圭と一緒にドラマをやったんですよ(『死神さん2』)。そしたら、すごくやりやすい! 未知数なことがまだたくさんあって、それがどんどん出てくるんですよ。やっぱりいい役者だなぁと思いました。「僕らは役者としてとても相性がいいのではないか」と思いながらやっていました。思いがけないことがたくさん生まれるので、今回また圭と一緒にやれることがうれしいし、楽しみです。

――妻役の麻生久美子さんの印象もお聞かせください。

 テレビや映画で見ていていると、本当に素敵な女優さんで、大好きです。以前、プライベートで偶然お会いした時にちょっとご挨拶したんですけど、その時も「なんと美しい素敵な方なんだろう」と思いました。今回、夫婦役でご一緒できるということで、本当にドキドキしています。

――これからクランクインを迎えるにあたって、現場で楽しみにしていることを教えてください。

 麻生さんと充希との絡みが多いと思うので、いかに台本に書かれていることを超えたお芝居が生まれてくるのか、というのが楽しみです。家族としての雰囲気作りは、きっと充希が先導してやってくれると思うんですよね。だから、僕は充希がもってくる演技プランをどう崩していくかを考えていきます(笑)。本当の親子って遠慮せずにズケズケものを言うじゃないですか。その“ズケズケ感”みたいなものが出せるといいな、と思っています。

――誰にも言えない“unknownな”秘密はありますか?

 それはもちろんあります! 言える範囲のものだと…ちょっと疲れている時って、味の濃いものが食べたくなるんですよ。そんな時に、例えば奥さんがカレーを作ってくれていたとするじゃないですか。それをこっそり味見して、ちょっと味を足したくなっちゃう時があるんです(笑)。僕、カレーに醤油を入れるのが好きなんですよ。だから、疲れている日は、こっそり醤油を足すんですが、ほぼバレますね(笑)。

――世の中に存在しないと言われる、ファンタジーな生き物をどこまで信じますか?

 僕はいわゆる霊感と言われるものがないので、見たり聞いたりしたことのないものは、まったく信じないです。奥さんに「私、吸血鬼なの」って言われたら、きっとビックリしますけど、「何言ってんの!?」とツッコんで、いつも通りの日常に戻ります(笑)。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 皆さんが今まで見たことがない設定のドラマだと思いますし、非常に強力な俳優の方々が集結しているので、絶対面白くなると思います。僕も素敵なドラマにできるよう芝居に取り組んでいきたいと思いますので、ぜひご覧ください。