舞台『骨と軽蔑』より、宮沢りえ小池栄子水川あさみ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、峯村リエを捉えたビジュアルが到着。併せて、公演情報とチケット発売情報が解禁された。



【写真】足の裏が並んだ、異様とも言えるビジュアル 舞台『骨と軽蔑』公演チラシ 表紙

 シアタークリエで上演するKERA CROSSシリーズ第5弾の本作。解禁されたビジュアルは、圧倒的存在感と華やかさを兼ね備えた女優7人が、カラフルにドレスアップして大笑いしている印象的なものに。しかしその背景はなんと墓地。

 作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチによると作品は「辛辣なコメディ」で「コメディと言っても、苦味の強い笑いが占めるかも」ということだが、このビジュアルが象徴するような相反するものが混ざり合う世界になるのだろうか。

 東京公演のチケット一般発売に先駆け、キューブ会員メルマガ「cubit club plus」では11月10日より、どこよりも早い最速先行を受付予定。12月5日以降は、東宝ナビザーブほか各プレイガイド先行を予定。


 舞台『骨と軽蔑』は、東京/日比谷・シアタークリエにて2024年2月23日~3月23日、福岡/博多座にて3月27日~3月31日、大阪/サンケイホールブリーゼにて4月4日~4月7日上演。

 ※ケラリーノ・サンドロヴィッチのチラシコメントは以下の通り

<チラシコメント>

■ケラリーノ・サンドロヴィッチ(作・演出)

手練れの女優7人と一緒に辛辣なコメディを作ってみたい。会話劇だ。会話、会話、会話。今は一応コメディと呼んでおくけれど、作品を占める笑いは苦味の強いものばかりになるかもしれない。

2020年から2022年(それはコロナ禍と重なる)には原作モノひとつ含めて5本の芝居を書いた。
その中には、心温まる群像劇や、家族で観て皆が笑顔で帰れるようなファンタジーもある。創りたくて創ったのだし、満足もしているが、2023年に入るとまったくそうした気分ではなくなっていた。軽いものを書こうにも己の気持ちに軽やかさが無い。それで、ズッシリと重く冷ややかな世界に美しさを探り、緊張感が支配する2本の芝居を書いた。

年が変わり、2024年になったらどんなものが書けるだろうか。ピリピリしてばかりはしんどいから、そろそろ少し軽くいきたい。
公表されたビジュアルの通り、「居並ぶ墓石(の絵)を前にして楽しそうに笑う女たち」がイメージだ。そんな不謹慎を笑ってしまえるような舞台になるといいなあ。今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い。