映画「パイレーツ・イブ・カリビアン」シリーズなどで知られるオーランド・ブルームが、新作映画の役作りのために52ポンド、約23キロ以上も減量したことを明かした。

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 トロント国際映画祭でショーン・エリス監督の新作『The Cut(原題)』をお披露目したオーランドが、Varietyのインタビューで同作の役作りのために行った減量について明かした。



 「基本的には3か月の間食事量を徐々に減らして、撮影前に過去最低体重となるよう準備しました。52ポンド(約23.5キロ)落としましたが、もともと185ポンド(約84キロ)だったので、かなりの体重を落としたことになります。精神的にも大変でした」と語っている。

 IMDbによると、『フローズン・タイム』や『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』などで知られるエリス監督の『The Cut』は、最後に一度タイトル戦に出場するために、減量に挑んで引退したボクサーの物語。ラスベガスの一室に籠り、タチの悪いトレーナーとともに、厳しくも違法な減量プログラムを行うという。

 エリス監督は、オーランドの役作りについて、「基本的に脳はカロリー欠乏状態になります。減量しながら演技をするのは不可能なので、最も体重を落とした状態で撮影を始め、食事を再開させました」と話す。

 「ですから、映画の終わりから撮影を始め、映画の最初を最後に撮影しました…撮影していた25日の間、彼はカロリーを摂取し、遡って編集しました」とコメント。映画の時間軸に逆行して撮影を行ったことを明かしている。

 オーランドによると、この経験には「ひるむ」よりも「ワクワク」する方が勝ったそうだ。「カロリー不足といった肉体面ではなく、睡眠不足といったようなメンタル面に影響があったことに驚きました。脳の中ではいろんなことが起きていて、そんな精神状態で生活するのは、非常に大変でした」と語っている。

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