池井戸潤の小説『民王』がミュージカル化され、9・10月に東京・シアタークリエ、10月に大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティ、福岡・博多座にて上演されることが決定。主演を務める有澤樟太郎、共演の別所哲也、原作の池井戸、音楽を手掛ける角野隼斗からコメントが到着した。



【写真】『民王』初の舞台化! ミュージカル『民王』ティザービジュアル

 『民王』は、2010年に刊行された池井戸潤による長編小説。ひょんなことから内閣総理大臣と大学生の息子の心と体が突然入れ替わり巻き起こる混乱を、社会や政治への皮肉や風刺を絡めて描いたコメディ小説で、2010年に単行本、2013年に文藝春秋より文春文庫版、2019年KADOKAWAより角川文庫版が刊行され、人気を博した。また2015年にテレビ朝日系にて初のドラマ化がなされ、さらに2024年にはテレビドラマオリジナルストーリーとして『民王R』が放送。老若男女問わず好評を博している。

 そんな『民王』が、このたび初めて舞台化されることが決定。このミュージカルが記念すべき第1作目となる。

 内閣総理大臣・武藤泰山の息子・翔役は、有澤樟太郎。ある日突然、現職総理大臣である父親と入れ替わってしまう大学生を演じる。翔の父親・武藤泰山役は、別所哲也に決定した。

 脚本を手掛けるのは映画『シャイロックの子供たち』で第47回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、日本中に衝撃をあたえた“あの”ツバキミチオ。そして楽曲を手掛けるのはピアニスト/作曲家の角野隼斗。YouTubeでは「Cateen(かてぃん)」名義で活動。
カーネギーホールやKアリーナなどでもソロリサイタルを開催し、2025年11月に「屋内のソロピアノリサイタルで販売されたチケットの最多枚数」のギネス記録を達成したことも記憶に新しい、世界中から注目される若き才能が池井戸からのラブコールを受け、本作で初のミュージカルへの楽曲提供を行う。

 演出は舞台『千と千尋の神隠し』で演出補・レジデントディレクターを務めた永井誠
豪華キャスト・クリエイティブによる『民王』初の舞台化・ミュージカル化に期待が高まる。

 ミュージカル『民王』は東京・シアタークリエにて9・10月、大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティ、福岡・博多座にて10月上演。

 キャスト、池井戸、角野のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■主演・武藤翔役/有澤樟太郎

「このミュージカルで日本を元気にしたい」
そんな大きな野望さえ、叶ってしまいそうな作品です。

池井戸潤さん作品として初のミュージカル化に参加できること、本当に光栄に思っています。そして素晴らしいスタッフ・キャストの皆さまと一から創り上げられることが、とても楽しみです。別所さんと再び「親子」として共演できるだけでなく、前代未聞の「中身の入れ替わった親子」を演じられることも、今から待ち遠しくてたまりません! 無限の可能性を秘めたこの作品を、ぜひ劇場で体感してください。皆さまとお会いできる日を、楽しみにしております!!

■武藤泰山役/別所哲也
あの!民王がミュージカルになる!? 僕が?別所哲也が、内閣総理大臣になる! いや、バカ息子になる???! 未曾有の事態が、起きまくるらしい。。。
(笑)

人生は、起承転結! いや、奇想天外な方が楽しいに決まってる。いろんな「初!」が盛り込まれた真新しいこの作品に、まっさらなココロとカラダをゆだねよう! 役柄を通じて、共演の有澤樟太郎さんのココロとカラダを体現できるのも密やかな楽しみです!(笑) 素晴らしいクリエイティブ クルーの皆さんと、共演頂く皆さんと一緒に奇想天外・カラダ入れ替わりミュージカルに挑みまーす!

内閣総理大臣 武藤泰山
別所哲也

■原作/池井戸潤

いつかミュージカルをやってみたいと思っていました。その作品が『民王』になったのは意外でしたが、角野隼斗さんの楽曲で、きっと楽しい舞台に仕上がることでしょう。

拙著『民王』は2010年5月に上梓した政治コメディであり、ファンタジーです。あれから16年。政治は迷走し、民主主義の根底が揺らぎ、秩序は崩壊しようとしています。こんな時代だからこそ『民王』がミュージカル化されることに、意味があるのかも知れません。いまこそ皆が政治を語り、真剣に向き合うときがきたのでしょう。

■音楽/角野隼斗

ミュージカルの作曲に携わるのは今回が初めてで、池井戸潤先生からご指名をいただき大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。世界が混沌としている今の時代だからこそ、政治というテーマをユーモラスに、そして痛快に描く『民王』の魅力を改めて感じています。多くのミュージカルファンの皆さま、そして池井戸作品のファンの皆さまにも楽しんでいただけるよう、全力で作曲に取り組んでおります!

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