『ゲーム・オブ・スローンズ』のジリ役や中田秀夫監督作『Chatroom/チャットルーム』に出演したハンナ・マリーが、ウェルネスを謳うカルト集団にのめり込み、“魔法の杖”を信じて自らの尿を飲むなどの行為に及んでいた過去を明かした。

【写真】『ゲーム・オブ・スローンズ』プレミアでのドレス姿が美しいハンナ・マリー

 Mail Onlineによると、このたび回顧録「The Make‐Believe: A Memoir of Magic and Madness(見せかけ:魔法と狂気の回顧録)」を上梓したハンナが、The i Newspaperの取材で回顧録に綴ったカルト集団を逃れた経験について、詳しく語った。



 ハンナは、キャサリン・ピグロー監督の『デトロイト』(2017)撮影中に、パーソナルトレーナーを通じて知り合った、「エネルギーヒーラー」のグレースの誘いで、シャーマニズムやカバラの儀式、塩風呂、魔法陣、高次の自己などを扱う高額なレッスンやセラピーに参加するように。そこに参加する信者たちは、片方に透明な水晶が付いた木の棒を「魔法の杖」と呼び、魔術師に近づいていると告げられていたという。

 ハンナが「ステーヴ」と呼ぶカルトのリーダーは、彼女には魔術師のように映ったそう。「彼は魔術師で私の王、私の神。神は父、彼は私の父親、彼は私の運命の人という思考に陥った。彼に対してこれまで感じたことのないような性欲を抱き、やがて頭の中に彼の声が響くようになった」という。

 そうして彼らの世界に閉じ込められた彼女は、自分を“神の生まれ変わり”だと信じ、長年の摂食障害もあって食事を拒否。やがて自分の尿を飲むようになった。「自分は儀式の主であり、自分の尿を飲むことは力強い儀式である。生き延びるために必要なのはこれだけだ」と考えていたという。「頭蓋骨を通して出産するような」激しい頭痛に襲われた時に、他の信者たちから「悪魔よ去れ」と叫ばれたこともあったそうだ。

 最終的にハンナは友人によって助けられ、精神保健法に基づいて28日間入院。
カルト集団にいながらも、どこかで「バカみたいに笑える」と感じていたという彼女は、双極性障害と診断された際に「安堵」する気持ちもあったと語った。

 現在36歳のハンナは、2007年にドラマ『スキンズ』でデビューし、『Chatroom/チャットルーム』や『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』などを経て、『ゲーム・オブ・スローンズ』ではサムウェル・ターリーの恋人を演じた。奇しくも彼女は、2018年公開の『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』で、1969年に女優シャロン・テートを殺害するなどしたカルト集団マンソン・ファミリーの主要女性メンバーであるルルを演じている。

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