『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』より、ショーン目線でアードマンスタジオを探検する映像が解禁された。
【動画】ショーン目線で映画制作の舞台裏を紹介! アードマンスタジオ探検映像
本作は、「ひつじのショーン」シリーズの長編映画第3弾。
解禁された映像は全編ショーンの視点で展開する。作業台の上で目を覚ましたショーンに、クリエイターが「おはよう、ショーン」「調子はどう? 準備はできてる?」と優しく声をかける。「勝手にどこかに行っちゃダメだよ。もうすぐ出番だ、ここで待ってて」と言い聞かされるものの、そこはやはりショーン。言いつけを守ることなく、スタジオ内の冒険へと出発する。
床すれすれの低い視点で進んでいくと、そこには映画制作に打ち込むスタッフたちの姿が。牧場主のパペットを手に「肌を整えて髪にジェルをつけて、準備万端」と語るアニメーターや、ミニチュアの街並みセットから「やあ、ショーン」と手を振るスタッフ、港のセットを前に「霧と海と空を足したら…完璧だ! 君もびっくりするよ」と胸を張るクリエイターが登場する。
さらに、「ちょうどあなたのシーンよ」とモニターに映る“マッドサイエンティスト”姿のショーンを見せてくれるデジタル担当者の姿も。「HOT SET(撮影中)」と書かれた扉の奥では、“怪物”の毛むくじゃらの足元もちらりと映し出されるなど、映画制作の舞台裏を垣間見ることができる。
一方、スタジオでは主演のショーンが姿を消したことで、大捜索が始まる。
映像に登場するスタッフたちがショーンにかける言葉は、どれも優しさにあふれている。その温かさは、アードマン・アニメーションズが半世紀にわたって育んできた社風そのものだ。
アードマンは、10代だったピーター・ロードとデヴィッド・スプロクストンの夢から始まった。1972年、2人はスーパーヒーロー「アードマン」の短編をBBCの番組にライセンス供与した。設立から10年が過ぎても、チームは家具倉庫を改装した場所で働く10人ほどの小さな集まりだった。そこへ、卒業制作『チーズ・ホリデー』を仕上げながら加わったのが、のちに「ウォレスとグルミット」シリーズで複数のアカデミー賞に輝くニック・パークだ。
ニックは、クレイアニメの魅力を「アニメーターは1コマずつ、モデルに直接触れています。自分の魂をキャラクターに注ぎ込むようなものです。眉を片方だけ動かす、ふと目を伏せる。そんなささやかな仕草が大きな力を持つ。
アードマンには、手作りの感触を表す「サムネス(親指の跡)」という言葉がある。マネージング・ディレクターのショーン・クラークは、「作り手の手が見える。時には本当に、粘土に指紋が残っています。その不完全さこそが、私たちの温かさや誠実さの一部なのです」と語る。
2018年、創業者の2人は会社の独立性を守るため、株式の過半数をスタッフに譲渡した。現在、アードマンは従業員が所有する会社となっている。長年の功績が認められ、創業者の2人にはナイトの称号も授与された。
その精神は、最新作『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』にも受け継がれている。本作は、誰もが楽しめるコメディに古典ホラーへのオマージュを組み合わせた、シリーズ初のハロウィン作品だ。
映像の最後に登場する「もう勝手にどこかに行っちゃだめよ」というひと言には、ショーンをわが子のように見守るスタッフの思いが込められている。1コマずつ命を吹き込まれたショーンの新たな冒険に期待が高まる。
『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』は、10月23日より全国公開。
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