【写真】Miracle Vell Magicインタビューフォト&『メリー・ポピンズ リターンズ』場面写真
「メリー・ポピンズは他の映画とは比べられない唯一無二の作品!私にとって人生の教科書です」と断言するベル。55年ぶりにスクリーンに蘇った今作について、「メリー・ポピンズが帰ってきた~!って感じです。もうどこからお話すればいいのか」と大興奮。「ずっと楽しみにしていて、あまりに期待が大きくなりすぎていたので多少の不安もあったのですが、期待を超えてきました」と一気に話し始めた。
今作でメリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラントが以前から大好きだったというベルは、「エミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じるということは、ニュースで知っていました。特に彼女のブリティッシュアクセントが好きなので、この作品ならたっぷり聞ける!と思ってすごくワクワクしていました」と熱弁。続けて、「ファッションも素敵で、女性としての強さも感じました。エミリーなりのメリー・ポピンズになっていたと思います。あとは、歌!はあ……」とうっとりとため息。
エミリーの歌声はもちろん、音楽とダンスが素晴らしかったと振り返る。「特に2つお気に入りになりました。
「点灯人たちが歌う『Trip a Little Light Fantastic』!あれは完全に前作の『Step in Time』にあたりますよね。うわー!きたー!って猛烈にテンションが上がりました。幼い頃からいつも真似していたんです。あのダイナミックなダンスパフォーマンスとコレオグラフィーの素晴らしさでぐわ~っと気分が上がっていく感じをまた観られました。あ!あと、絵画の世界に入ってアニメーションのキャラクターと共演するシーンもやっぱりよかったです」とふたたび喜びのため息モードに入るベル。
そして「メリー・ポピンズ」の魅力を力説した。
「『メリー・ポピンズ』を観たあとって、人生ってシンプルでいいんだって思えるんです。
「メリー・ポピンズに会うと、ちょっと心が弱くなっていても元に戻れる。人生を灰色と見るか、虹色と見るかは自分次第なんだと教えてくれるんです。彼女に会うと、自分の人生が色づく感じがします」とにっこり。
また、「メリー・ポピンズ」を知らないという世代にも、「成長するにつれて、人はいろんなリミットを自分に設け始めますよね。でもイマジネーションの可能性は無限大だし、夢は見ようと思えば見られる。その素晴らしさがきっと伝わると思います」とオススメした。
「『メリー・ポピンズ』はウォルト・ディズニーさんが特別な思いを持っていた作品なので、ディズニーが好きな方は、是非観ていただければと思います。アニメーションの世界が出てきたり、点灯人がいきなり踊り出したりとか、今の映画にはなかなかないですよね。
そして冒頭で、泣きすぎたと言っていた理由について明かし、照れ笑いを見せた。「メリー・ポピンズのファンに向けたサプライズがいくつかあったのですが、それが嬉しくて嬉しくて、涙がボロボロ出ちゃって。それで水分不足になっちゃったんです(笑)」。その感想のひと言ひと言から、心から大好きという気持ちが伝わってきた。(取材・文:望月ふみ/撮影:高野広美)
『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日(金)全国公開。