ディズニーの名作アニメを実写化した映画『アラジン』より、ヒロインの王女ジャスミンが、本作のために新たに作られた楽曲「スピーチレス~心の声」を熱唱する場面を映した本編映像が解禁された。

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 本作はディズニーアニメ『アラジン』を映画『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー監督が実写化したファンタジー映画。
本当の居場所を探す貧しい青年・アラジンと、新しい世界に飛び出したい王女ジャスミンの身分違いのロマンス、そして3つの願いをかなえる魔法のランプをめぐる冒険を描く。

 この映画の為に新たに制作された楽曲「スピーチレス~心の声」は、王国を乗っ取ろうと企む大臣ジャファーの罠によって幽閉されそうになるアグラバーの王女ジャスミンが、自らの信念を貫くべく衛兵の手を払いのけてソロで歌い上げる感動的で力強い楽曲だ。

 公開された映像には、本作でジャスミンを演じた女優のナオミ・スコットが、高らかに「スピーチレス~心の声」を歌い上げる映像が映し出される。衛兵に付き添われ宮殿を後にするジャスミンは、自らの心の声を歌にして叫ぶ。「私は崩れ落ちはしない。好きなだけ打ちのめせばいい」という歌詞の後、衛兵の手を振り払い「声を上げよう!口を塞がれても震えたりしない。負けない、力の限り叫べ。叫べ!」と勇ましい表情で力強く歌い上げるジャスミンの姿に胸を打たれる映像となっている。

 「スピーチレス~心の声」を生み出したのは、アニメーション版の楽曲も手掛け、アカデミー賞8回、ゴールデングローブ賞7回、グラミー賞11回など数々の受賞歴を誇るアラン・メンケンと、映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主題歌賞ダブル受賞を果たし、『グレイテスト・ショーマン』の楽曲も担当したベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビ。

 ベンジとジャスティンは「アニメーション版を改めて観かえしていた時、ジャスミンがジャファーと結婚させられようとするシーンで、ジャファーが『喜びで声も出ないようですな』とジャスミンに言うんだ。それがヒントになったんだよ」と、本作の敵役ジャファーのひと言が新曲誕生のきっかけとなったことを明かす。

 一方、今回2人とタッグを組んだアランは「私はこれまでにたくさんの曲を書いてきて、どの曲も愛しているが、我ながら驚く瞬間がある。
“スピーチレス~”のデモを聴いた時言葉を失ったよ! 本当に特別な曲に仕上がったね!」と制作に携わったアラン自身さえも驚くほどの出来栄えだったことを語りながら、「ベンジとジャスティンとの仕事は最高でした! 私が曲を作り、彼らは作詞を担当していました。彼らと同じ部屋にいるだけで、私の曲作りに影響を与えるのです。彼らはポップ・チャートにずっと多く触れていますから、とても素晴らしいコラボレーションになりました」と制作秘話を明かしている。

 映画『アラジン』は公開中。
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