日本を代表する名脇役たちが本人役で登場するドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)。2021年、新プロジェクトとして、ドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)と、映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)が始動。

総勢100名以上が出演する本作を彩る、個性豊かで豪華すぎるキャスト陣をチェックしていこう。

【写真】かわいすぎる“おさげ髪”姿も!『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』に出演する吉田羊

◆File No.060 吉田羊

 都会から離れた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。この辺ぴな撮影所に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描く新作。第8話で吉田は、バイプレウッドで起こった朝ドラヒロイン降板騒動に巻き込まれる、朝ドラヒロインはもう諦めたと若手を見守る姉御肌の女優“吉田羊”役を演じた。

 前作に続いての出演に吉田は「続編というのは大概、前作に出ていない方がキャスティングされるもの。なので、また呼んで頂けるんだ、と嬉しかったです」と語る。「相変わらず、チーム一丸となって大真面目にパロディを作る様子が生き生きとして可笑しくて、共演者の、本人だけど本人でない本人役を見るのも楽しかったです」と撮影現場の雰囲気を堪能した様子だが、本人役を演じるにあたっては「バイプレイヤーズでの『私』は、世間のイメージが先行していますから、本人だけどそっちに寄せる感じですね。今回は『姉御肌』の吉田羊ということで、面倒見の良さを意識しました」と明かす。

 前回&今回の出演を通して感じた本作の魅力を尋ねると「本人役を演じる俳優にとっては、世間のイメージを確認できること、かな。作品の魅力は、やはりバイプレイヤーの生態のみならず、作品作りの裏側を覗き見できるところではないでしょうか」と教えてくれた。

★吉田羊/2月3日福岡県出身。小劇場の舞台で女優デビュー。
舞台で経験を重ね、2012年の朝ドラ『純と愛』で演じたクールな上司役でブレイク。その後は『HERO』(フジテレビ系)、『コウノドリ』シリーズ(TBS系)、大河ドラマ『真田丸』、『コールドケース』シリーズ(WOWOW)などで大活躍。東京ドラマアウォード2015助演女優賞、第58回ブルーリボン賞助演女優賞、第24回読売演劇大賞優秀女優賞などさまざまなジャンルで賞を受賞。近年の出演作に『中学聖日記』『恋する母たち』(TBS系)、『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)、『2020年 五月の恋』(WOWOW)など。4月9日スタートのドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)に國村隼とダブル主演するほか、『きれいのくに』(NHK総合/4月12日より毎週月曜22時45分)に出演。

●『バイプレイヤーズ』第8話プレイバック

 バイプレウッドに激震! 朝ドラ『べじたぶる』のヒロインが降板…。そのニュースを聞きつけた民放各局の女優たちは、自分に声が掛かるかもしれないと色めき立っていた。そんな時、尾美としのりが吉田羊、芳根京子本田望結富田望生と次の朝ドラヒロインが誰なのかを予言し始める。しかし、この予言がきっかけで4人は、ヒロインをめぐる熾烈な戦いを繰り広げることに! ヒロインの座は一体誰の手に!?

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