NEWSの加藤シゲアキが3日、都内で行われた主演舞台『モダンボーイズ』の取材会に共演の山崎樹範、武田玲奈、作を手掛けた横内謙介、演出の一色隆司とともに出席。1994年に木村拓哉が演じた役どころに挑戦する加藤が、木村との会話を明かした。
【写真】ポーズを決める加藤シゲアキら『モダンボーイズ』キャスト陣
本作は木村が1994年に主演を務めた舞台を新たな演出で蘇らせた青春群像劇。日中戦争直前、浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことからレビューの人気者となった主人公・矢萩奏(加藤)が、小屋の座付き作家の菊谷栄(山崎)と出会ったことにより生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく物語だ。
初日を迎え加藤は「この物語は、昭和の初期といいますか、演劇を上演することもままならない時代の物語」と説明した上で「今の時代とも実はシンクロするところもあるのではないかと思います」とコメント。スター女優を目指し、一座にやってくる若月夢子を演じる武田は、スタッフやキャストに改めて感謝し「今はもう自信を持って幕が上がるのを楽しみに待っているだけだと思います」と自信をのぞかせた。
加藤は大先輩でもある木村が過去に演じた矢萩役に挑戦するが、最初に話を聞いたときは「恐れ多い」と思ったという。加藤は木村のことをジャニーズ事務所に入るきっかけになった先輩の1人で、ずっと憧れていたと話し「こういった形で同じ役を演じることはきっとこの先なかなかないのではないかな、と思いました。僕じゃない人間が演じたときにきっと嫉妬してしまうと思ったので、ぜひやらせてください、と」と出演を決めた理由を明かした。
木村にも報告したという加藤は「(木村が)知らないと思ったのですが、僕を見た瞬間に『やるんでしょ?モダンボーイズ』という話になりまして。すごい緊張した」と木村との会話を回顧。簡潔に伝えようと台本まで作っていたというが、木村の言葉を聞いた瞬間に台本が総崩れしたと話し「『あ、はい、はい』ってあわあわしました(笑)」と振り返った。木村からは「がんばってくれ、体には気をつけてくれ」と温かいエールをもらったとも話した。
「やるからには木村拓哉超え?」と聞かれると加藤は「映像資料として当時のものを観たのですが、先に観ていたら断ったかもしれないくらい完成されていて。正直、越えることは不可能だと思いました」と吐露。新しい人物を演じるつもりで臨んでいることを明かした。「観にきてくれますかね?」という質問には「いらっしゃる場合は僕に言わずにいらっしゃってほしいです(笑)」と笑いながら答えていた。
舞台『モダンボーイズ』は、4月3日~16日まで東京・新国立劇場中劇場にて、4月28日~30日まで大阪・COOL JAPAN OSAKA WW ホールにて上演。
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