大手レコード会社・エイベックスの強力なバックアップを得て芸能活動を再開した沢尻エリカだが、その評判はあまり芳しくない。22日には東京・代々木競技場第一体育館で行われた「ガールズ・アワード2010」に歌手ERIKAとして出演し、実兄への結婚祝福ソング「Treasure」を初披露した。

 機材トラブルにより歌は口パクだったものの、衣装のホットパンツからこぼれる"生尻"はインパクト十分。倖田來未をしのぐ"セクシー歌姫"として今後も話題をふりまいてくれそうだ。

 だが、翌23日に都内のチャペルで行われた実兄の結婚式では、周囲から後ろ指を差される結果になったようだ。

「そりゃそうですよ。兄の晴れの門出なのに、会場にはマスコミが殺到。夫である高城剛氏との離婚問題についてコメントをもらいたかったようです。

結婚というめでたい席なのに、正反対の離婚という文字が飛び交うことを、新郎新婦はどう感じているのか? その胸中は察するに余りありますよ」(ワイドショー関係者)

 沢尻兄の挙式日程は今年の春前にはすでに決まっていた。にも関わらず、高城氏との離婚を急ぐエイベックスや"芸能界のドン"と呼ばれる人物、さらには沢尻の前所属事務所であるスターダスト・プロモーションH社長は、兄の結婚式などお構いなしに"離婚騒動"を仕掛けた。さらに、高城氏との離婚交渉に沢尻兄が"密使"として動いたというガセ情報までも流した。

 言うまでもなく、沢尻の兄は一般人。芸能界のパワーゲームに無理矢理巻き込まれ、挙句の果てには自身の結婚式まで潰されたのだから、たまったものではない。某スポーツ紙記者は「正常な判断の持ち主なら、離婚騒動を仕掛けるなら兄の挙式後と考えるはず。

それを個人的な理由で前倒しして迷惑をかけたのだから、エイベックスとその一派、さらには当のエリカも兄には土下座して詫びるべきですよ!」と憤る。

 現在、海外に滞在している高城氏は沢尻兄には「こういう状況になって申し訳ない」と頭を下げ、式には欠席することを伝えたという。高城氏に近い人物は「彼も『勝手に夫婦間の問題に入ってきて、めちゃくちゃにしていったエイベックスは、あいつ(沢尻兄)にも頭を下げるべきだ!』と主張していました」と明かす。

 もとはと言えば、沢尻が離婚交渉をエイベックスとその顧問弁護士に丸投げしたところから始まった今回の騒動。どんなに華々しい再スタートを切っても、人としての仁義にもとれば、誰もファンは付いてこないだろう。



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