タレントのベッキーと不倫騒動渦中の人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音が15日、テレビ朝日系ミュージックステーション2時間スペシャル』に生出演し“90度謝罪”を披露した。

 川谷が公の場に姿を現したのは、騒動後初。

冒頭の登場シーンで川谷は、ほかのメンバー3人が笑顔で軽く一礼する中、1人で3秒間、深々とお辞儀。代表曲「ロマンスがありあまる」の歌唱後は、7秒間90度に体を折り曲げて謝罪した。

 とはいえ、川谷には頭を下げるだけでは決して終わらない“事後処理”が待っている。大手芸能プロ「サンミュージック」の稼ぎ頭であるベッキーを“終わらせた”罪は重く、「スキャンダル発覚後、サンミュージックの重役が川谷の所属レコード会社である『ワーナーミュージック』に乗り込んだそうだ。川谷は、両事務所からこってり絞られた」(音楽関係者)という。

 このことは発売中の「週刊文春」(文藝春秋)の中でも川谷の妻・Aさんの話として触れられている。


 では、実際どのような落とし前になるのだろうか? 芸能プロ関係者が指摘する。

「一般的には、ベッキーのタレント生命を潰したのだから、グループの解散となるのだろうが、この業界は違う。原盤権など、彼らに関するなんらかの権利を渡せということになるのでは? これでゲス極が活動する限りは、サンミュージックに金銭が入ることになる。今回のスキャンダルで、ベッキー側の損害は3億円を超えるといわれる。その補填は、ゲス極側にも求めるのが筋でしょう」

 仮に原盤権を取られてしまったら、楽曲をほぼ1人で作る川谷の元には、ほとんど金が入らないことになる。

「せっかく売れてきて収入も安定してきた矢先に、これはきついでしょうね。
まぁ、自業自得ですが」(前出の音楽関係者)

 さらに、ゲス極は他バンドからの“共演NG”も予想される。スポーツ紙記者は「サンミュージックは、一般社団法人日本音楽事業者協会(音事協)に加盟している。同団体は互助会みたいなところがあって、今回のスキャンダルを受け、音事協加盟事務所のアーティストに対し、ゲス極との共演 NG指令が下るかもしれません」と話す。

 川谷は、生き地獄を味わうことになりそうだ。