NHKが下した「ジャニーズ排除」の決断が大みそかの新たな流れを生み出すことになるかもしれない――。
今年の『NHK紅白歌合戦』はジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、STARTO(旧ジャニーズ)勢の出場はゼロに。
しかし、音楽関係者は「紅白が凋落の一途をたどるきっかけとなるかもしれない」と、こう続ける。
「STARTO勢では、Snow Man、King&Prince、なにわ男子、Kis-My-Ft2が大みそかに生配信を行うことを発表していますが、今後は紅白に出ないグループにとって、生配信はスタンダードとなるでしょう」
キンプリは紅白の放送時間にあまり重ならないようなスケジュールを設定したが、Snow Manは20時半から22時までと紅白と同時間帯で勝負に出て、メンバーの目黒蓮による「俺らを正解にする」との一文が話題を呼んだものだった。
「STARTOがゼロということで、SNSでは『紅白見ない』がトレンド入りしたくらいですが、その上、各々のグループが配信をするのであれば、今年の紅白は最低視聴率が免れないと予想されます。しかも、この生配信の流れはこれからも続く可能性が高い。これまでは紅白にジャニーズ勢が5~6組出場するということで、他のグループは邪魔をしないように、一部のグループがコンサートを開催する以外はカウントダウンコンサートまで動くことはなかった。
STARTO以外にも、ももいろクローバーZ主催の『ももいろ歌合戦』がABEMAで、LUNA SEAのカウントダウンライブがU-nextで生配信される。
ここ数年、NHK紅白歌合戦のライバルは地上波の裏番組だったが、これからはVSネット配信となりそうな様相だ。