桜沢鈴による同名4コマ漫画(ぶんか社刊)を原作に、2018年7月期に火曜ドラマ枠で放送された『義母と娘のブルース』。主人公のキャリアウーマン・宮本亜希子が8歳の娘を持つ男性に突然プロポーズされ結婚、畑違いの家事やママ友の世界に足を踏み入れ、娘の母親になろうと一生懸命に奔走、家族と過ごす日々を描いたヒューマンドラマ。義母と娘、そして娘の実父という3つのコードがブルースを奏でるかのように、愛すべきキャラクターたちが繰り広げる少しおかしな日常と小さな奇跡を描き、笑って泣けると幅広い層から高い評価を得た。
2020年と2022年の正月には、連続ドラマのその後を描いたスペシャル版を放送。そして、3度目のお正月スペシャルとなる今作で物語が完結する。
2018年のシリーズ放送開始から5年半も続いた作品が終わりを迎えるということで、出演者の思いもひとしお。
「最後まで読んで、“え? 終わるの?”となりました(笑)。クランクアップの日には、全員が泣いていたと思います。そこほど思い入れのある作品になったので、終わってからまた寂しさを感じました」と何度も寂しさを感じてしまっていると語った。
クランクアップ時、一番泣いたのは井之脇だそう。
5年半にもわたり、作品への思いと共に絆も深めた共演者たち。撮影の中で感じた“意外な一面”を聞かれると、佐藤は「番宣でバラエティ番組に出たのですが、その中でミニゲーム対決がありました。それまで井之脇くんは控えめな人だと思っていたけど、意外と一番危ない場面で“俺、行くっす!”と言う熱い一面を見ました。
そんな井之脇も、そのバラエティ内で感じた佐藤の“意外な一面”を語り出す。「曲に合わせて踊るところがあったのですが、健さんが全然踊りをわかっていなくて。キョトンとしている姿がかわいかったです(笑)」と言うと、佐藤は「決してやる気がないわけじゃなくて、わからなかったから踊れなかったんです。
最後に出演者を代表して、綾瀬が視聴者にメッセージ。「『ぎぼむす』の全てが詰まったFINALとなっています。亜希子さんの(娘である)みゆきへの大きな愛と、それを見守る愛しい人々の人情、亜希子さんの愛に包まれておっとりと成長したみゆきを見ながら、新年ほっこりと優しく温かい気持ちになってくれたらと思います。是非ご覧ください」と語り、『ぎぼむす』“最後”の記者会見の幕を下ろした。
なお現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、2018年に放送された『義母と娘のブルース』と、2020年年と2022年に放送されたお正月スペシャルが配信中。