当社は2025年より、TNOの技術開発パートナーとして、電子デバイス向け機能性材料ブランド「MiraNeo®」を軸に、欧州の統合型太陽光発電システム向けのマスカスタマイゼーションに共同で取り組んでいます。
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■パートナーシップ構築の背景
近年、屋根の耐荷重の制約や形状の多様化、災害時に割れにくい軽量パネルのニーズの高まりを背景に、柔軟で軽量、かつカスタマイズに対応できるフレキシブル太陽光発電パネルへの期待が高まっています。特に、ペロブスカイト太陽電池は、近年の技術開発による発電効率の向上を受け、社会実装が近い次世代型太陽電池として世界的に注目されています。
当社は、「MiraNeo®」ブランドを通じて、さまざまな次世代デバイスへの展開を目指す中で、世界的な関心の高まりと市場成長が見込まれるペロブスカイト太陽電池分野に対し、積極的に技術開発と事業化を進めています。その一環として、2025年からTNOと連携し、欧州におけるコストパフォーマンスに優れたペロブスカイト太陽電池を含む次世代フレキシブル太陽光発電パネルの量産化に向けた取り組みを進めてきました。「MiraNeo®」製品(フロントシート、バックシート、端部封止材)を、TNOが開発したR to R(ロール・トゥ・ロール)型※3アッセンブリ製造ラインに最適化し、マスカスタマイゼーションへの対応を図っています。
このたび、TNOからスピンアウトしたPerovionが、TNOが開発したペロブスカイトセルの製造技術を継承する企業として2026年3月に設立されました。Perovionが有する製造・供給機能と、当社の「MiraNeo®」製品によるモジュール統合を通じて、さらなる実装性の強化や安定供給体制の確立、サプライチェーンのネットワーク拡大を図るため、TNOおよびPerovionとの技術面での戦略的パートナーシップを構築することで合意しました。
■本パートナーシップに基づく各社の主な役割
三者の主な役割は以下のとおりです。
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■今後の展望
本パートナーシップを通じ、Perovionのセルを用いたペロブスカイト太陽電池の実証実験を段階的に拡大していきます。三者それぞれの技術・製造・事業開発の強みを結集し、実証実験で得られた知見をもとに量産化および安定供給体制の早期確立を図ります。日本市場においては、当社が実施するデモンストレーションにより製品価値を訴求し、欧州市場をはじめとするグローバル市場への社会実装につなげていきます。
※1 有機アンモニウム、鉛、ヨウ素に代表される3種類のイオンがペロブスカイト結晶構造で配列する材料を用いた太陽電池
※2 太陽光を受け、光エネルギーを電気エネルギーへと変換する機能を担う、太陽電池を構成する最小の構成部品
※3 巻かれたフィルムを連続的に送りながら加工することで、フレキシブル製品を効率的に大量生産できる製造方式
「MiraNeo®」 関連情報
「オランダ応用科学研究機構(TNO)の技術開発パートナーに選任-機能性材料ブランド「MiraNeo®」を通じ、次世代フレキシブル太陽光発電パネルの量産化を支援-」(2025年7月16日付プレスリリース)
https://www.tskg-hd.com/news/detail/20250716_1_newsrelease.html
「電子デバイス向け機能性材料ブランド「MiraNeo®」において「超水分バリアフィルム」を開発-フレキシブル太陽光発電パネル用途での活用を通じて環境負荷低減に貢献-」(2025年4月23日公開 当社Webページ「ビジネストピックス」)
https://www.tskg-hd.com/businesstopics/detail/bt2501.html
Perovionについて
Perovionは、TNOが設立したオランダのスピンアウト企業で、TNOのパイロットラインで開発されたペロブスカイト太陽電池のセル製造技術の商業化を目指しています。ペロブスカイト材料を用いた軽量・柔軟な太陽電池の量産化を目指し、R to R生産による低コスト・大規模生産を進め、欧州での製造基盤強化を通じて持続可能なエネルギー普及に貢献します。
https://perovion.nl/
TNOについて
オランダ応用科学研究機構(Netherlands Organization for Applied Scientific Research:TNO)は、オランダ議会により設立された、欧州における最大級の中立の応用科学の研究開発機関であり、その多岐にわたる研究活動は国際的に高く評価されています。また、最先端の研究に基づく新規事業の立ち上げ、新製品・サービス創出の支援も積極的に行っています。
https://www.tno.nl/en/
東洋製罐グループについて
東洋製罐グループは、金属・プラスチック・紙・ガラス等、それぞれの素材が持つ特性を活かしたさまざまな容器をグローバルに提供する総合包装容器メーカーです。包装容器事業のほか、エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業、不動産関連事業の5つの事業を有しています。
当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進していきます。
1917年に創立し、国内44社(東洋製罐グループホールディングス含む)、海外50社のグループ会社を擁し、約19,000人の従業員が働いています(2025年3月末現在)。2025年3月期の連結売上高は9,225億円です。
https://www.tskg-hd.com/
本件に関するお問合わせ先
東洋製罐グループホールディングス株式会社
サステナビリティ推進部 コーポレートコミュニケーショングループ 中野利・柿本・高田・市橋・神子
TEL:03-4514-2026 Mail:tskg_contact@tskg-hd.com
関連リンク
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https://www.tskg-hd.com/news/detail/20250716_1_newsrelease.html
電子デバイス向け機能性材料ブランド「MiraNeo®」において「超水分バリアフィルム」を開発-フレキシブル太陽光発電パネル用途での活用を通じて環境負荷低減に貢献-
https://www.tskg-hd.com/businesstopics/detail/bt2501.html