2022年1月14日、ロータスの新型スポーツカー「エミーラ」が、オートサロン 2022にて日本初公開された。

エミーラは新世代ロータスの主力となるミッドシッププレミアムスポーツ。実質的にはエリーゼの後継となるが、ボディサイズはひとまわり以上大きくなっていて、クラスは1ランクアップしている。ライバルはポルシェ ケイマンの上級モデルあたりだと予想される。

展示されているのは、21年10月に予約を開始した発売記念モデルのV6 ファーストエディションだが、こちらはすでに完売。今後は、オプション満載ではないカタログモデルが販売されていく。ちなみに、展示車のボディカラーはシャドーグレーで6速MT仕様。現地に行ける人には、センターコンソールから透けて見えるマニュアルミッションのメカニカルな部分も注目して見てほしい。

ハイパーBEVのエヴァイヤと共通性を持たせた新世代ロータスデザインの第1号車であり、シャシーも新設計。従来のエキシージやエヴォーラに搭載していたトヨタ製V6スーパーチャージャーエンジンからデリバリーが開始されるが、メルセデスAMG製の直4ターボも選べる。V6ファーストエディションは22年春の生産開始を予定しているが、ほかのV6や直4は早くても23年以降の納車となるようだ。

ロータス自身が、「ロータスが作り上げた最高で最後のミッドシップエンジン車両」と正式に言っているように、純エンジン車のミッドシップロータスはこのエミーラが最後になりそうだ。将来、希少性が高いクルマになるかもしれない。